こちらの記事は2016年に書いた記事を加筆修正し、2018年版として公開しています。
お盆を過ぎると一気に夏が終わった気分になるNon太(@LoveWifeLives)です。
夏の風物詩である花火。毎年8月の第一土曜日に大阪の淀川で開催される「なにわ淀川花火大会」が、今年も開催予定です。
淀川花火では毎回有料席が販売されますが、2015年までとは打って変わって、2016年から花火が見やすい場所のほとんどが有料席になるという状況でした。(※2015年までは頑張れば無料席でも結構良い位置で見ることが出来たらしい。)
今年は2018年度。
過去に観覧した経験をもとに、第30回なにわ淀川花火大会の有料観覧席や無料観覧席についてまとめました!
開催前日の淀川河川敷をご紹介
ロケハン(ロケーションハンティング)と称して、実際に開催前日に淀川の河川敷を自転車で見て回りました。
前日の18時頃の様子ですが、すでに有料観覧席が準備され、そこを囲うように無料観覧席からは見にくくするためのシートが貼られたりと準備万端でした。
▼すでに仮設トイレも設置されてる。
↑ここはもちろん打ち上げ場所からはかなり離れた場所で、十三大橋よりももっと東側の西中島南方駅よりの場所です。
▼十三大橋あたり(十三大橋はもう少し先の橋ですが)
▼無料の観覧席(ここが2016年では一番の無料の観覧エリアだった)
詳しくは後述しますが、この場所は翌日の花火大会当日はものすごい人で埋まります。
ここが一番打ち上げ場所から近い無料の観覧エリアですからね。
▼当日はここから有料チケットを持ってない人は通れなくなります。けど前日はもちろん通れます。
▼堤防の遊歩道もシートで覆われてます。
普段はこんなシート(白いのも青いのも)は全くありません。
淀川花火は十三大橋からJR神戸線の高架の間で打ちあがりますが、その間は全て延々とこのシートが張られています。
これは有料席の販売がスムーズにいくようにするためだとか言われてます。
ここにシートがなかったら、誰もスタンドシートなんて買わないはずですからね
お金がないと花火大会も開催出来ないので仕方ないとも思いますが。
▼緊急用?の携帯各社の電波塔
塚本方面に行くとソフトバンクとドコモの携帯の電波が繋がるようにするもの?みたいなのを設置してました。
と言っても当日のソフトバンクはなかなかつながりにくかったですけどね。
前日の時点でほぼ準備は完成している感じ。
運営側の人の気持ちを考えると、後は雨が降らないのを祈ってるって感じだったと思われます。
Google Mapで見る淀川花火大会の観覧席の概要
上記写真は会場に設置されている案内MAPです。淀川花火大会の公式ページにも同じようなものがありますが、土地勘がない人からすると何となくわかりにくかったりするんじゃないかと。
なので今回は誰もが見るであろうGoogle Mapを使って観覧場所の概要をご紹介したいと思います。
まずはGoogle Mapで見る阪急十三駅のGoogle MapをGoogle Earthで見てみます。
▼十三駅と淀川周辺のMap
これだけだとなんのこっちゃ分かりませんね。
ということで、一発で十三駅周辺と花火打ち上げ場所が分かるMapを作ってみました。
▼それがこちら
完璧とは程遠いかもしれませんが、淀川花火の最寄駅と言われている十三駅から、有料観覧席や無料観覧エリアの位置関係は何となく分かると思います。
ちなみに、梅田側は調べてないので今回は取り上げません。あくまで十三側のみのご紹介です。
まず知っておきたいことは、有料観覧席と花火打ち上げ場所の位置関係。
一目瞭然ですが、打ち上がる花火のど真ん中は完全に有料観覧席で埋め尽くされています。
花火を目の前で見たい!という場合は、どう頑張っても有料観覧席を購入しないと見ることが出来ない仕様になっています。
では次に見ておきたいのが無料観覧エリアについてです。
こちらも緑で囲んだところが淀川河川敷の無料観覧エリアです。
中でも上記マップの有料観覧席のすぐ隣の無料観覧エリア、赤い四角で囲った場所が無料観覧エリアとしては一番良いエリアだと思います。
その理由は、高架に邪魔されずに花火を見ることが出来るから。
赤い四角で囲った場所以外の無料観覧エリアは、十三大橋や阪急電車の高架があり、塚本駅側の無料観覧エリアも阪神高速の高架の西側から無料エリアが始まります。
別に高架があってもそれよりも高い位置に花火は上がるので見れないわけじゃありません。
ですが、淀川花火の見どころの一つである水中スターマインが打ちあがる時は、少し見にくさがあるのは否めません。
全く見えないわけじゃなくて、赤い四角で囲ったところに比べると見にくくなるというだけです。
僕のように「どうせ見るなら良い花火を!」と思う人もいれば、「混雑するぐらいなら少し離れた場所で見たい!」という人もいると思うので、マップを参考にしつつそれぞれの考えで行動すればいいかと思います。
淀川花火の有料観覧席を徹底解剖!
観覧席の概要を知ったところで、有料観覧席を取るにしても実際に気になるのはどの席が良くておすすめなのか?ということですよね。
実際に販売されているシートは以下の通り。
- エキサイティングシート
- アリーナシート
- 団体ブロック
- ステージシート
- 納涼船
- ライトスタンド1
- ライトスタンド2
- ライトスタンド3
- レフトスタンド1
- レフトスタンド2
- レフトスタンド3
- 夏ぴあシート
- e+(イープラス)
他にも梅田側の有料席も合わせるともっと種類は増えます。
さらに、今回は割愛した観覧席(ステージシート・読売旅行シート・JTBシート)などもあります。
上記3つの観覧席は、個人的にはおすすめじゃなかったので割愛しています。
では、上記の有料観覧席を先ほどのGoogle Mapに入れ込んで拡大した地図を見てみます。
▼それがこちら
さっきの案内MAPよりも幾分か見やすくなって、実際にどこの有料席を取ったらいいのかのイメージが湧きやすくなりました。(若干の誤差はご了承ください。)
でもリアルに行って見てみた感想を織り交ぜたいので、有料観覧席でどのシートがおすすめなのかを勝手にランキングにしたいと思います。
(前日に雰囲気を見ただけで、リアルにそのチケットを買ったわけじゃありませんので、あくまで予想です!)
と言っても全部のシートではなく4つだけご紹介します!
※完全に僕の独断と偏見で選んでるので、巷で言われているのとは違うことがあります。
4位 イープラスシート
塚本駅側の一番端っこの有料観覧席がイープラスシートです。
エリア内は、
- VIPペアシート(2枚1セット/24,000円)
- サマーベッドエリア(2枚1セット/24,000円)
- イープラスシート(1枚/5,000円)
- e+間近で観覧エリア(1枚/3,000円)
- e+桟敷エリア(1枚/16,000円/4名まで一緒に入場可)
といった種類のシートが用意されています
どんどんシートの種類が変わっていってますが、ここだとイープラスシートで十分だと思います、
▼写真は2016年のイープラスシートの入口前
3位 ライトスタンド1・2
続いておすすめしたいのはスタンドシートの中でもライトスタンド1・2です。
前売りで大人/3,500円、子供2,000円となっています。
当日まで売れ残った場合はプラス500円で当日券が発売されますが、大体1も2も事前に売切れることが多いです。
当日券が残るとしてもライトスタンド3のみですが、個人的にライトスタンド3はおすすめから省いています。
上記の写真を見てもらえれば分かりますが、スタンド席は緩やかな坂になっているので、川の目の前の有料席はもちろん、花火を打ち上げている場所を見下ろすような席になっているんです。
花火はもっと上空にあがりますからご安心を!
こちらも16:00~の開場ですが完全自由席となるので、エリア内でも人気のある上の方は開場前から並ぶ人も続出しているみたいです。
スタンド席の良いところは、遮るものが何もないので打ち上がる瞬間から花火が開くところまで、さらには水中スターマインもバッチリ見られる点です。
淀川花火の見どころの一つとして、水中スターマインは必見の花火ですからね!
▼水中スターマイン
※これはスタンド席からの写真ではありません。
昔はこの堤防辺りは無料で開放されていたんですが、いつからか有料席になってしまいましたね。
ちなみに、ライトスタンド3を省いている理由は、その席を取るぐらいならライトスタンド3の前にある無料エリアでいいやん!と思ってしまうから。
プラス、その無料エリアの隣辺りに屋台が並んでおり、ライトスタンド3と花火が上がる場所の間にその明かりが邪魔をすると言えばそう言えるので、おすすめからは省きました。
2位 レフトスタンド1・2
続いては打ち上げ場所に近くなるレフトスタンドです。
出来るならば「1」が良いと思いますが、正直そこまで変わらないかなぁと思いつつも「レフトスタンド3」は少し距離が出来るので省いてみました。
価格や開場時間はライトスタンドと同じく、大人3,500円、子供2,000円で16:00~の開場になっています。
ライトスタンドよりもレフトスタンドを上位にした理由は、打ち上げ場所の中心に近いから。
且つ、適度に距離は保たれているのでパノラマの花火が楽しめるからです。
レフトスタンド1はちょうど真正面辺りに花火が打ち上がることになるので、広角のカメラを持っていけば、パノラマの写真が綺麗に撮れるかもしれません。
地味にスタンドシートはおすすめの有料席だと言えます。
1位 エキサイティングシート
近すぎて見にくいだとか、首が痛くなるだとか色々言われていますが、やっぱり一番おすすめしたいのはエキサイティングシート。
値段はちょっと高くて大人9,000円、子供5,000円です。
エリア内は自由で17:00に開場。
パイプいすにテーブルが付き、お弁当とお茶も出てきます。
川から一番前の有料観覧席ですが、その中でもさらに一番前の席を取ろうとするならば、恐らく開場の17:00よりも前に並んでおかないとダメでしょうね。
でも、正直首が痛くなるほど目の前から上がって上空で花火が咲くわけなので、一番前じゃなくても良い気がします。w
僕も違う花火大会で真上にあがる花火を見たことがありますが、真上にあがるという点で首が痛くなるのは正直あります。
でも、花火のあの爆音が時間差なく聞こえてくるのはホント快感ですので、一番のおすすめにしました。
もし自分が有料観覧席を取るなら…
もし自分が有料観覧席を取るなら、ガッツリ近くで爆音とともに花火を見たい!と思うタイプなので、断然エキサイティングシートを選びます。
チケット取れたことないけど…笑
行こうと思い立った時には売り切れてました…。
一方、少しは離れてもいいから(と言ってもだいぶ近い方だけど)、綺麗に全体から上がる花火を見たい!という人にはレフトスタンド1・2をおすすめするって感じですね。
※あくまで僕の主観で話していることなので、人によっては感じ方が違うと思うので、あくまで参考程度に留めておいてください。
今年は子供が小さいのでいけません。
無料観覧エリアの攻略法!
わざわざお金を払うのはイヤだ!でも良い場所で見たい!という人は、無料観覧エリアで見ることになりますね。
淀川花火では年々無料観覧エリアが減っていき、有料観覧席が増え、さらには有料の値段も上がっているという状況ですので、今年使える方法が翌年には使えないなんてこともあります。
以下は2016年の様子をレポートしたものですが、攻略法として状況をまとめておきたいと思います。
※2018年は違っている恐れがありますので、その点御了承ください。
▼緑のところが無料観覧エリア
上記写真を見てもらえれば分かるように、高架の手前側と高架の向こう側を挟んで無料観覧エリアが続いていきます。
今回の一番のポイントは、高架の手前側(ライトスタンド3の前)の無料観覧エリアで見ることです。
ここが一番混むエリアですが、一番綺麗に見ることのできるエリアでもあります。
今回は無料で見れる淀川花火の中でも一番綺麗に見えるはず!の、この高架の手前側のポイントに絞ってご紹介したいと思います。
(高架を超えたところからの無料観覧エリアは、混雑してるのはあるもののかなり広い河川敷なので、どこかしら座って見ることが出来ます。)
開催前日の様子
無料観覧エリアの前日の様子もご紹介。
▼ここは高架の向こう側と言われる場所
この辺りは屋台で賑わってますし、打ち上がる花火が高架のせいで見えにくくなるのが分かりますね。(その分祭りの雰囲気はめっちゃ味わえるはず!)
▼ここが高架の手前側の無料観覧エリア
この白い壁の向こう側に芝生が広がっています。
▼こんな感じ
ここが無料観覧エリアになるわけですが、2015年まではもっと広かったらしいです。
それがどんどん狭くなっていってます。
で、気になったのがこの看板↓↓↓
無料観覧エリアに入っていくところに立っていた看板(写真右端)です。
▼拡大
この河川敷内は無人の場所取り禁止
従って頂けない場合は発見次第強制撤去します
※お昼12時以降場所取り可能
気になったところを赤字にしてみました。
無人の場所取り禁止
今まで徹底してなかったわけですかね。今年から?毎年警告だけしてやらないパターン?
どっちなのか分かりませんでしたが、今年は徹底してくれたんでしょうか?
発見次第強制撤去
せっかく頑張って早く取りに行ったのに、夕方戻ってきたら強制撤去されてた…なんてことが起こるのか?
お昼12時以降場所取り可能
確かに前日の夕方はシート一つもありませんでした。
当日12時からの場所取りスタートがどんなものだったのか?
実際、当日は僕自身がこの場所取り合戦に参加してきたのでレポートを残しておきます。
無料観覧エリア当日の様子
では、実際に淀川花火当日の様子をまとめておきます。
僕は前日の予習をもとに、12:05に会場に到着しました。
▼ここから会場に入っていきます
ここが十三駅を降りて会場へ向かう時に一番混む場所。特に帰りは、道は細いのに人はごった返すのでヤバいです。
ここ抜けると楽ですけどね。
さて、12:00から無料エリアの場所取りOK!となっていたわけですが、12:05に到着した時はというと…
▼12:05の様子
めっちゃ並んでるやん!
12:00過ぎてるのになんで?入場規制?
なんて思っていると、入場規制というよりは順番に少しずつエリア内に誘導している感じでした。
とりあえず列に並び10分ぐらい炎天下の中並ぶとすぐ入れました。
中は思った程まだ混雑していません。無事に僕は場所を確保しました。
▼杭も打ち込んで
▼場所取り完成!
↑この写真のように、炎天下の中花火が打ち上がるまでの約7時間を過ごす予定の人ばっかりだったので、事前にテントを持ってきている人がたくさんいました。
(もちろん僕は場所取りをして帰る予定だったので持っていない…)
この時点で12:25ぐらいでした。
▼そしてこれが15:00
わずか3時間でかなり埋まってますが、大人数じゃない限りはまだシートを置ける余裕はありますね。
▼さらにこれが17:00
だいぶ埋まってきてますが…2人ペアならまだ探せば入れるスペースはちょいちょい見つかってました。
▼さらに1時間後の18:00
さすがにこの時間になると足の踏み場がなくなるぐらいに埋まってきてました。
場所取りをして合流する場合、18:00頃までに合流しておかないと、携帯は繋がりにくくなるし見つけられないしで大変ですよ。
▼花火打ち上げまで1時間を切った19:00
もう後ろの方は立ち見の人だかりが出来るほどの混雑ぶりです。もちろんエリア内は足の踏み場はありません。
12:00から解放してるのに、19:00頃に来て座って見たい!っていうのはさすがに虫がよすぎるのでやめた方がよいです。
では、次に肝心の無人の場所取りの場合の撤去がどうなっていたのか、についてです。
無人で場所を取っているシートは撤去されたのか問題
僕が場所取りをした時に警備員さんがいたので聞きました。
そうですね。今年は本部も「撤去する」って言ってるんで、私たちが見つけたらそれを本部に伝えて、本部が「撤去する」と言えば撤去することになってます。
だから、必ず場所取りのシートには誰か一人はいてもらうように声掛けしてます。
結構本気なのかなぁとも思いつつ、でも結局撤去しなさそう…と思いました。
運営本部や警備員の人たち曰く、有料観覧席がほとんどで無料エリアが少ないので、無人の場所取りは断固拒否していくんだとの意気込みだそうです。
で、実際どうだったかというと、
全く撤去されてませんでした…
僕の隣の隣に陣取ったカップルが12時半ごろに来て場所を確保し、そのまますぐに昼の街に消えていきました。
その後17時頃に戻ってきましたが、それまで一度もシートには戻っていないにも関わらず、全く警備員が動く気配もなく撤去もされませんでした。
転売チケットでは入場できないかもしれないという告知をしておくのと同じ手法ですね。
いつか一斉に撤去される日がくるかもしれませんし、来年がどうかは分かりません。告知さえしておけば、抑止力になりますしいつ決行しても問題ありませんからね。
ということで、安心したいなら昼から宴会をするという名目で、炎天下の中頑張って残っておくことをおすすめします。
僕は無事に場所取りをしたおかげで、綺麗な花火を見ることが出来ましたよ!
正確には、隣に陣取っていた見知らぬおじさんと仲良くなり、12時~15時までは二人でお酒を飲みながら宴会。
妻と合流するためにシートを離れないといけない時、仲良くなったおじさんは僕のシートも一緒に場所を確保してもらってました。
参考にして下さい。
無料観覧エリアから見える花火
では最後に、高架の手前側から見えた花火がどんなだったのかをご紹介しておきます。
僕のムダにうるさい声が入っているのはご愛嬌でお許しを。。。
▼20:30頃の打ち上げ花火
▼水中スターマイン
▼フィナーレの2分間
動画よりも何よりも、肉眼で見る花火の方が断然綺麗ですけどね!
2018年の第30回淀川花火大会について / まとめ
2016年に開催された第28回なにわ淀川花火大会を参考に、2018年度版に加筆修正しました。
実体験をもとにまとめているので、信憑性は高いと思います。
もしかすると情報が古くなっている恐れもあるため、万が一違っていても責任は取れませんので、あらかじめご了承ください。
有料観覧席の価格が値上がりしたり無料観覧エリアが小さくなったりと、毎年何かしらの変更が加えられている淀川花火。
2018年は子供が小さいため行くことが出来ませんが、来年こそ参戦したいと思います。
行かれる方はぜひ楽しんでください!
たまや~!!!