どうも!
新社会人とは程遠く、社会人生活もそれなりに長くなってきた30代半ばの中堅社会人のNon太(@LoveWifeLives)です。
世間の風潮的にはあまり良しとされていないかもしれませんが、かれこれ社会人生活20年近い中で10社以上の会社で働いてきました。
良く言えば、色んな経験をしてきていると言われ、悪く言えば、すぐに仕事を辞める人と思われるかもしれません。
何と思われようといいのですが、初めて社会人として組織の中で働き始めた人と比べると、色んな経験をしてきたのは事実です。
バリバリのベンチャー企業だったりちょっと名の知れた企業だったり、はたまた超絶ブラック企業まで。
それぞれの企業に会社のルールや雰囲気があるのは間違いありませんが、どこの会社に行っても必ず感じるものが一つありました。
先輩風を吹かせたいとかじゃなく、もし自分が社会人をスタートさせた時にこういう話しを聞けていれば、もっとワクワクした気持ちを持って1年目から働けていたのかなぁと思うことがあるというだけです。
現在の僕の組織には、残念ながら誰も配属されてきませんでしたが、もし来ていたなら必ず伝えようと思っていることを、この記事に残しておきたいと思います。
社会人をスタートさせた人に伝えたいこと
冒頭で書いたように、僕はかれこれ10社以上の企業で働いてきました。
短ければ数ヶ月で辞めてしまったこともありますが、大体1~2年前後の期間は勤務し、長ければ5年ぐらい同じ職場で勤務した経験があります。
結局はどれも今の自分の糧になったと思えるわけですが、どの会社で働いた時にも感じたことが一つありました。
それは、
1年目より2年目の方が圧倒的に仕事が面白くなる
ということです。
ちょっとだけではなく、圧倒的にです。
新社会人として会社で働き始めて数週間が経ち、
- 思ってたんと違う…
- 全然面白くないやん
- こんなんやるためにこの会社に入ったんじゃない!
と思っている人がいるかもしれません。
自分のやりたいと思っていた仕事と違うなら辞めてしまえ!
さっさと見切りをつけて、自分のやりたいことを見つける行動をしよう!
そんな話がネットの世界ではたくさん繰り広げられています。
もちろんそれを否定する気はないし、実際に行動にうつして結果を残せている人はすごいなと思います。
そんな視点とはちょっと違うかもしれませんが、自分の中では確信している話しなので、ぜひ1つの参考としてもらえたら嬉しく思います。
「知っていること」が増えることによる仕事の幅の広がり
新しく会社で働くとき、中で働いている人も、ルールも、細かな内容も全く分かりません。
これは社会人を何年やろうが同じ業種に就こうが、必ずといっていいほど毎回経験する当たり前です。
組織の中で働くということは、会社の中を知ることからスタートするようなものです。
例え話になりますが、子ども時代ゲームをしたことがある人がほとんどだと思います。
でも、初めから解説書を熟読してルールを完璧に覚えてからスタートした、なんて人はほぼいないでしょう。
何となくチラッと見てスタートして、分からないことが出てきた時に解説書を見て読解して、中途半端な理解ぐらいしか出来ないけどまぁいいやと進めて、また解説を見ての繰り返しで進行させていったはずです。
ドラクエとかのRPGなら、まさしくそういう感じのはず。
レベルが20や30となった時には、大まかなルールはほぼ理解し、解説書を見なくともスムーズに進められるようになっているでしょう。(もっと早い段階でそうなってるかもしれませんが)
そうなった時にはじめて、洞窟に先に行った方が良いなだとか、あのボスを倒すためにもう少しレベル上げをしてから挑んだ方が良いなとか、色々とある選択肢をうまく取捨選択できるようになっていきます。
最初は選択肢があるのかも分からないまま、ただ進んでいくストーリーに従っていくばっかりだったのが、過去に得た知識を生かしつつ、その先の展開を自分でコントロールできるようになっているということです。
僕の記憶では、レベル20とかそれぐらいになってから、面白さが飛躍的にアップした記憶があります。
今の話はゲームなので、現実の社会と全く同じようには進みませんが、原理は一緒です。
そもそも、一緒に働いている人がどんな人かも知らない、内容も知らない、会社のルールも知らない、取引先も知らない、誰の顔も名前も知らない状態で、会社側が期待するベストパフォーマンスを発揮することの方が難しいです。
それが1年頑張って2年目になった時はどうでしょうか?
全てはまだ把握できていなくとも、1年目に仕事で関わった人とは多少なりとも顔見知り、知り合いや仲間となり、業務内容も概要は把握できるようになり、会社のルールも少しは理解でき、ただ隣で取引先と先輩が話すのを見ていただけだったのが、ほんの少しでも話せる仲になったり。
そうやって「知っていること」が増えていくことで、確実に仕事の幅は広がっていきます。
こういう環境に自分がいると想像した時、1年目より2年目の方が圧倒的に仕事が面白くなってるはずだとも想像出来ませんか?
自分で決断できる環境が出てくるとさらに仕事の面白味は増していく
大企業とかになると一概には言えず、2年目や3年目で決済が出来るポジションに行くのは難しいのかもしれませんが…。
知っていることが増えて、ルールもわかってくると、仕事をどのようなルートで進めていけばいいかという色んな選択肢を持てるようになっていき、仕事の幅が広がります。
まずはそれだけで1年目よりも楽しい視点は増やせるはずですが、そこに決断できる環境(自分主軸で進められるようなプロジェクト)が出てくるようになると、さらに面白味は増してきます。
言葉は悪いですが、自分がGoと言えば周りの人たちが協力してくれるような環境です。
ゲームがなぜあんなに面白いのか考えてみると、全て自分で決めて自分で責任を取るからでしょう。
無謀なレベルながらボスに戦いを挑んでみるのか、慎重にレベルを上げてから戦うのか、何をしようがどれを選ぼうが全部自分主軸で決められるからです。
やはり仕事の醍醐味の1つは、自分で考えて実践出来ていくところです。
これを知らないままだと、もったいないなぁと思ってしまいます。
ほとんどの場合、逃げても転職しても同じよう職場環境になることが多い
面白くない仕事ならすぐに辞めてしまえ!
動きの遅い業務なんて辞めてしまえ!
僕も昔はそう思っている時期がありました。
こんな環境にいると、自分の実践力がどんどん落ちていくと。
早いスピードが求められる環境に身を置いて、どんどん自分自身パワーアップしていきたいと。
今でもこの気持ちがなくなったわけじゃないし、あわよくばそんな環境にいけるといいなぁと思うこともありますが、少しばかりイヤだなぁ、大変だなぁという状況なだけなら、続けてみる価値は大いにあると思っています。
というのも、ちょっとばかし自分と合わない人がいるからだとか、業務内容が面白くないからだといった場合、そこから逃げるように退職して仕事を変えても、ほぼ必ずと言っていいほどの確率でまた同じような環境が出てくるからです。
同じ業種ではなく全く別の業種に行っても、です。
もちろん僕の経験則でしか言えないものですが、5人だろうが0人だろうが、1,000人だろうが、なぜか毎回遭遇してきました。
(自分が引き寄せてしまってるんでしょうが、この話の詳しいところは割愛)
じゃあどんな環境でも我慢してでもやるべきなのか?というとそうではなくて、条件としてあげるなら、劣悪すぎる就業条件ではないことは大前提にあります。
残業が多い上に全てサービス残業、みたいな会社では、さすがにまともな精神を持ち続けることにパワーを注いでしまうので、あまりおすすめしません。
人のことを人と思わないような上司のもとだったり、常に罵声を浴びせられるような人道的でない職場などで、我慢して働けとは微塵も思いません。
経験してみる分には、後からおもしろ体験談に出来ることもありますけどね。w
ひとたび転職してしまうと、また人の顔を覚え、会社のルールを覚え、社内独自の業務内容を覚えが始まります。
少しは焼き回しが出来ることもあるかもしれませんが、同じ職場で2年目を迎える時と、1年で仕事を辞めて2年目を新しい職場で迎える場合とでは出来るレベルが全く違います。
面白くない仕事の中に1つでも興味のある分野、面白いと思う何かがあるなら続ける価値はある
そうは言ってもとにかく面白くない仕事だと、どうしても続けられないという気持ちになってきますよね。
実は僕もそういうたちで、面白くないとすぐに辞めたい病を発動させてしまいます。
こういう想いになってしまった時って、なかなか良いところを見つけることが難しかったりします。
なので僕が良く考えるのは、その面白くない仕事全体の中で、1つでも興味のある分野があるかどうか、面白いと思う何かがあるかどうかを探しています。
全くやりたくないという想いのまま仕事を探して求人に応募する人なんてそうそういないはずで、少なからずこの分野が好きだから!みたいなことが応募の動機になっているはずです。
であれば、100ある内の1ぐらいは楽しいと思えたり、興味が引かれるみたいなことはあるんじゃないのかなと。
もしそういったポイントを見つけられたのなら、またそういう感覚を持てているなら、続ける価値は大いにあります。
一つでも当てはまるなら、騙されたと思って素直に突き進んでみてほしい|まとめ
実は僕が現在働いている職場が、自分自身2年目になります。
1年目からポジションも変わり、業務の権限が付与されたことで、出来ることも決定権も飛躍的に増えました。
1年目のそれと比べると、雲泥の差があります。
もっともらしい言葉で言うなら、やっと企業側に給料以上の仕事の還元が出来るようになってきたというところでしょうか。
僕のことを知って仕事を任せたいと言ってくれる人が増え、
ルールを知ることでもっと効率的にやっていくルールの提案が出来るようになり、
業務内容を把握することで一歩先の仕事のことまで考えられるようになり、
良い循環のループが始まりはじめました。
あとは給料の安さをどうにかするだけ。w
正直これだけのことを社会人1年目ですぐ理解しろ!というのは難しい気もしていますが、少しでも共感できるところがあるなら、ぜひ参考にして仕事に取り組んでくれたらいいなと思います。
まぁ、最初は素直さがあれば何でもOKって先輩や上司は思ってる人も多いと思いますけどね。
1年目よりも2年目の方が圧倒的に出来ることが増えて、飛躍的に仕事の面白味は増すから、騙されたと思って素直に色んなことを吸収して頑張ろう!
僕が社会人1年目にこういう話しが聞けていたら、また違った気持ちで頑張れていたのかなぁというお話でした。
お金をもらって働けて、いろんな知識まで学べるって素晴らしい環境なので、新社会人の方も頑張っていきましょう!
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