職業訓練を途中で自主退校する場合、どのような手続きが必要で雇用保険(失業保険)の支給はどうなるのか?

職業訓練に通ったはいいものの、様々な事情で訓練に通えなくなる、もしくは通いたくなくなることもあるでしょう。

退校をする時の主な理由として挙げられるのは、

  • 家庭の事情
  • 病気
  • 学校の授業についていけない
  • 学校の人間関係

などが多いです。

 

退校と聞くと、出席数が足りなくなって強制退校なんてこともありますが、今回はそれではなく、自分の意思で訓練校を退校するという場合、どのような手続きが必要になり、雇用保険(失業保険)の支給がどうなるのかについてご紹介したいと思います。

僕自身、自分の意思で学校を退校した身なので、どのように訓練校に話し、どのような手続きを経て退校となり、雇用保険(失業保険)の支給がどうなるのかまでを実際に経験しました。

なので、実体験と共に解説したいと思います。

退校するまでの流れと退校してからの手続きを時系列にまとめてみます。

退校するまでの流れと行った手続き

自分の意思で退校(自主退校)しようと思った場合、まずは訓練校に伝えなければいけません。

直接ハローワークに行ったとしても、「訓練校で手続きしてね」と言われるはずです。

なぜなら、訓練校で退校のための手続きを行うことでもらえる書類、「公共職業訓練等受講証明書」、「中途退校者報告書」などがあるからです。

その書類をもらい、それをハローワークに持っていかなければ所定の手続きが出来ないんです。

 

なので、学校辞めたいと思ったなら、まずは訓練校の担当や事務局の人に伝えることから始まります。

訓練校に辞めたい旨を伝える

訓練校は数人の先生が担当となって、教えてくれることがほとんどです。

毎回とっかえひっかえではなく、訓練期間中はクラスの担当として、常に教えてくれてアドバイスしてくれる先生です。

なので、その先生にまずは退校する旨を話しても良かったのですが、僕の場合は直接訓練校の事務局に話しに行きました。

Non太
すみません。かくかくしかじかなんですけど、これって退校しないと厳しいですよね?

本当のところの退校理由は、「学ぶことが少なくなったので、自主的に学びたいから」という理由です。

これから学校が教えてくれることと、自分が学びたいことが違う方向に行きそうだったので、退校した方が良いなと思いました。

 

でも、普通に伝えると引き止められるだろうと思ったし、ゴチャゴチャと言い訳じみながら押し問答をするのもイヤだったので、理由は「家庭の事情」としました。

妻の実家にしばらく戻るから」という理由です。

事務の女性

今までに遅刻とか欠席はしてますか?

Non太
遅刻と欠席一回ずつしてます
事務の女性

出席率が8割を下回ると強制退校になるんですが、どれぐらいの期間実家に戻る予定ですか?

Non太
短くて2週間~1ヶ月程度は戻るかもしれません
事務の女性

そうなると…もしお休みを選択しても出席率が足りなくなるので、強制退校になってしまいますね。

Non太
ですよね。

まぁ、こうなると思って話しました。

 

「じゃあ退校の手続きを、、、」と話をして、何か色々ツッコまれると困ると思ったので、

Non太
ちょっともう一度明日までに確認してみます

と言って話を終わらせました。

再度事務局に退校の旨を伝える

翌日の朝、再度事務局へ向かい、「やっぱり退校の選択にします」という旨を伝えに行きました。

すると、

事務の女性

そうですか。分かりました。

中途退校の場合は、手続きの前に必ず面談があるので、それを行ってからの手続きになります。

えっと、、、ちょっと待って下さいね(と言って面談をする人のところに時間調整をしにいく)

 

今日のお昼休みに来てもらえますか?

その時に一度面談しますので。

ということになりました。

事務局の人と面談

お昼休み、早々と食事を済ませ事務局に向かいます。

受付で面談があることを伝え、面談室に通され、「この書類に記入しておいてください」と、面談申込書なるものを渡されました。

そこの「相談内容」という欄が、

  • 学習
  • 就職
  • 人間関係
  • 訓練受講継続
  • その他

となっており、職業訓練でも人間関係に悩むっていうのはやっぱりあるんだなと思ったものです。

今回は退校をすでに自分の中で決めているので、「その他」にチェックを付けて、「退校の手続きについて」としました。

 

面談の女性

初めまして。横田(仮名)です。よろしくお願いします。

そう言って、ちょっときつそうな女性が来て面談が始まりました。

 

以下、詳しい話しは省きますが、色々と脅しのような言葉も交えて話してきます。

  • 退校すると、雇用保険の支給がなくなるけどいいんですね?
  • 退校すると、次また職業訓練受けようと思っても受けられなくなるけどいいんですね?

など。

 

ちゃんと事前に調べていたので、雇用保険の支給もなくならないし、一度職業訓練を受講すると、卒業しようが中途退校しようが基本的に1年間は受けられないということも知っていました。(詳しくは後述)

Non太
基本手当の受給期間が残っていれば、求職活動を行えばその分は支給されますよね?

と言うと、

面談の女性

それはハローワークに行って聞いてもらわないと分かりません。

なんて言う始末。

いちいち反論するのもイヤだったので、「大丈夫です」と答え、「分かりました。退校手続きを取ります」と納得してもらいました。

 

「いつ退校ですか?」という日時についても、「今日付けで」と伝えています。

今日の明日ですぐ退校って出来るのか?と思いましたが、無事に手続きは可能と言ってもらっています。

放課後、退校手続き

この日の授業を最後まで受けてからの退校手続きとしました。

受付で再度退校の手続きであることを伝えると、「退校願」という書類を渡され記入するように言われました。

退校に必要な手続きは、この書類に記入するだけです。

提出後、

  • 公共職業訓練等受講証明書
  • 中途退校者報告書
  • 退校願のコピー

上記3つの書類を渡されて手続きは完了となりました。

訓練校を退校するまでの流れと手続きのまとめ

こういった流れで、僕自身は訓練校を自主退校しました。

もちろん、一部の仲良くしていたクラスメイトには伝えており、先生方にもお礼を言いに伝えまわりました。

次の日からは学校には行っていません。

 

退校までの手続きをまとめておくと

  • 訓練校に退校の旨を伝える
  • 面談をする
  • 納得してもらう
  • 書類記入する
  • ハローワークに提出するための書類をもらう

となります。

最後まで通いきることに意義を見いだすよりも、正当な理由をもってすれば、最適な手段(ここで言えば退校)を選択する方が良いと僕は思います。

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自主退校後の雇用保険(失業保険)とその手続きについて

職業訓練を自主退校した後は、必ずハローワークに行って所定の手続きが必要になります。

ここで一番気になるのは、雇用保険(失業保険)の支給がどうなるのか?の一点です。

全て打ち切りになってしまうのか?と不安になりますが、受給期間が残っているならちゃんとその分は給付が受けられますよ!

継続される手当と打ち切りになる手当

職業訓練に通っている時にもらえる手当てはというと、

  1. 基本手当
  2. 受講手当
  3. 通所手当
  4. 寄宿手当

上記4つですが、自主退校すると基本手当以外は全て打ち切りとなります。

退校日までは全ての手当てが支給され(通所手当は日割り計算)、翌日から打ち切りです。

以下、自主退校した後の手当の支給についてです。

基本手当の給付期間が残っている場合

もし基本手当の給付期間が残っている場合は、退校日の翌日から基本手当の支給が始まります。

職業訓練に通うことで給付期間が伸びていた場合

基本手当の給付期間が終わっても、職業訓練に通っている場合は給付が延長されますが、退校した場合は即座に打ち切りとなります。

給付制限を飛ばして受給していた方で給付期間が残っている場合

例えば、一般的な自己都合で9月末の退職という場合、通常の失業手当の給付までは、

  • 9月末で退職
  • 10月半ばに離職票提出
  • 提出後、3ヶ月間給付制限
  • 1月半ばから雇用保険(失業保険)の給付開始

という流れになります。(かなりざっくりしてますが)

でも、もし11月から職業訓練に通ったとすると、11月から雇用保険(失業保険)の給付が始まるということです。

 

ここで、仮に12月の中頃で自主退校した場合にどうなるか?と言うと、退校日の翌日から基本手当の支給が始まる、とハローワークの担当者は言っていました。

要するに、本来は1月以降からの給付だったはずが、職業訓練を受けて制限を取っ払った後、自主退校したとしても制限は掛からないまま、ということです。

とハローワークの方に確認して回答を得られてますが、正直ハローワークの担当の方がちょっとあやふやだったので、詳細はご自身の管轄のハローワークに確認することをおすすめします。

自主退校した場合は、基本手当の支給も1ヶ月ストップするなんて説明がネット上にありますが、そんなことは一切なく、退校した翌日から基本手当の支給がされています。

もらった書類を持ってハローワークで手続きへ

仕組みが分かったところで、ここからは実際にやった手続きです。

 

退校した翌日、訓練校でもらった書類を持ってハローワークへ行きました。

窓口は、通常の認定日に手続きをするカウンターで処理が可能とのこと。

もらった書類を手渡すだけで、後は事務処理としてハローワークの担当の方が処理をしてくれました。

 

これで、通常の基本手当のみが支給される雇用保険(失業保険)に切り替えが完了です。

自主退校までに通っていた手当(基本手当・受講手当・通所手当日割)は、この手続きで一度処理され、数日後に振り込まれます。

後は、「次の認定日がいつになるか」や「認定日までに求職活動を2回してね」といった説明を受けて終了です。

メチャクチャ簡単でした。

退校した翌日にハローワークに行かないといけないのか?

手続きをした時に、担当の方に質問しました。

Non太

退校日の翌日から基本手当の支給がされるということですが、それは今回僕が退校した翌日にハローワークに来たからですか?

もしハローワークでの手続きが遅くなった場合は、その日からの支給開始になるんですか?

と。

回答としては、

いつ来ても、退校日の翌日からの支給に変わりはない

ということでした。

手続きが遅いと、振り込まれる日が遅くなる場合があるだけとのこと。

 

退校日の翌日に必ずハローワークに行かないといけない決まりはありませんが、出来るだけ早めに手続きは済ませておいた方が良いでしょう。

職業訓練の自主退校について / まとめ

実際に職業訓練を自主退校したので、その流れや必要な手続きについてまとめてみました。

願わくば、しっかりと知識と技術を身に付けて就職につなげるのがベストだと思いますが、僕にはちょっと合いませんでした。

いや、もっとスピードも早く、実践的にゴリゴリ学びたかったというのが本音かもしれません。

 

学校というと、通いきることに意義を見いだす人が多いですが、職業訓練を自主退校してはいけないというルールはありません。

お世話になったこと、学習させてもらったことは確かなので、感謝はしないといけませんが、だからと言ってイヤイヤでも残らないといけないというものでもないと思っています。

自主退校について考えている人に、少しでも参考になれば幸いです。

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