TwitterなどでAmazonのアフィリエイトであるAmazonアソシエイトのPA-APIの仕様が変更だとか、リンクが貼れなくなるかも?!だとか、ちょいちょい騒いでいるのを横目で見つつ、何もしないままでいました。
すると先日(1月25日)、Amazonからメールが送られてきました。
メールの文を見る限り、「現時点において必要な対応はございません」と記載されているので、僕の場合は今のところは大丈夫みたいですが、ちょっと心配だったので色々調べました。
結果、今後のことを考えたら、いずれ対応しないといけないことになるなら早めに対応しておいた方が良いという結論に達したので、設定変更や対応をすることにしました。
PA-APIの対応について良く分からない、って人は参考にしてもらえれば幸いです。
と言っても、自分の状況に照らし合わせて行った対応のまとめになっているので、その点あくまでの参考にしてください。
そもそもPA-APIの仕様変更でどうなるのか?
正直PA-APIなんて言葉は初めて聞いたし、そもそもややこしい言葉が多くて意味不明だったのですが、要するに以下のようなことかと理解しました。
まず、カエレバやRinkerといったツールでAmazonアフィリエイトのリンクを作った場合、まずはリンクの付いた画像と文章が表示され、その下に【Amazon】【楽天】【Yahooショッピング】といったボタンのリンクが表示されます。
例えばAmazonや楽天のページで「ブルーレイレコーダー」なんて調べたら、無数の検索結果が出てきますが、ボタンリンクをクリックした場合に表示されるページがそれです。
▼カエレバで表示した際のボタンリンクの例
次に、ブルーレイレコーダーと検索した結果、まずはずらーっと商品が並んでいるページが表示され、そのどれかの商品が気になってクリックした場合、その詳細ページが現れます。
リンクの付いた画像と文章のリンクをクリックした場合に表示されるページがここです。
▼画像と文章のリンクの例
で、今回焦点が当たっているのは、商品詳細ページのことです。
これまで、詳細ページへのクリック(詳細ページへのリクエスト)を1秒間に1回リクエストが出来るサービスの仕様になっていました。
それが、1日に8,640回までしかリクエストが出来ないようにする、というのが今回の仕様変更です。
さらに、過去30日間でその商品詳細ページへのリンク経由で成果が発生しなければ、PA-APIが利用出来なくなるよ、というものです。
PA-APIが利用出来なくなる=商品詳細ページへのリンクを作ることが出来なくなる、という認識で良いみたいです。
これで2018年後半から2019年1月頃に、色々と騒がれていたことです。
Amazonアソシエイトの自分の状況
それが分かったところで、Amazonからメールを受信した時点での自分の状況について確認してみました。
2015年にAmazonアソシエイトのアカウントを開設
2015年にAmazonアソシエイトのアカウント申請を行い、審査の承認がおりていました。
今となっては昔の話ですが、承認されるまでに結構苦労してました。
なつかしい記事が以下です。
そのため、アクセスキーとシークレットアクセスキーはAWS(Amazon Web Services)で取得していた
この記事を書いている2019年では、当時と大きく状況が変わってますが、2015年頃にAmazonアソシエイトのアカウントを開設した人は、アクセスキーとシークレットキーをAWS(Amazon Web Services)を経由して取得していました。
今だったらAmazonアソシエイトの管理画面から、クリック一つで認証キーが取得できるようになっています。
参考までに、僕の管理画面の【ツール】▶【Product Advertising API】をクリックした後の画面はこうです。
▼【ツール】▶【Product Advertising API】
▼認証キーの管理
といったように、『新しい認証キーを取得する』というボタンと、『認証キーを管理する』のボタンが表示されています。
(ここの詳細は後述)
開設以来、リンク作成はカエレバを使用していた
AmazonにはAmazon用のリンクを貼れるように、AmazonJSだとか、Amazon Link Builderといったプラグインがあります。
ですが、僕は楽天やYahooショッピングのリンクも一緒にボタンを表示させたかったので、カエレバをずっと利用させてもらってました。
ちなみに、楽天アフィリエイトは楽天で、Yahooショッピングはバリュコマを使っています。
今回のAmazon側の仕様変更において、カエレバの仕様も変わりました。
簡単に言うと、Amazonの商品詳細ページへのリンク作成は出来なくなるという変更です。(検索結果一覧のページへのリンクは引き続き作成可能)
簡単に現状としてまとめると、
- 2015年にAmazonアソシエイトのアカウント開設
- 認証キー(アクセスキーとシークレットキー)をAWSで発行
- そこから一度も変更などの手続きをしていない
- カエレバをずっと利用して、Amazonアソシエイトはやっていた
です。
今回のPA-APIの件における対応方法について
今回のPA-APIの件で、実際に自分はどのような対応をするのが良いのか、挙げてみると以下のものが出てきました。
- 何もせずそのままでカエレバを使い続ける
- AWSで発行したアクセスキーとシークレットキーはそのままでRinkerを利用する
- 新しくAmazonアソシエイトで認証キーを取得して、Rinkerを利用する
この中でスムーズに面倒なことなく、今までとほぼ変わらずにAmazonアソシエイトを利用出来るのはどれか?ということで考えてみました。
最終的に、楽天の時はカエレバをそのまま利用し、Amazon用にAmazonアソシエイトの認証キーを新たに取得してRinkerを利用するに落ち着きました。
とは言え、色んな代替案を出したのは事実なので、その辺りもまとめておきます。
対応方法.1:何もせずそのままでカエレバを使い続ける
▲今食べたいと思ったので、このリンクを例で貼っています。
まず対応策の候補にしたのは、特に何も変更することなくカエレバを使い続けるという選択肢です。
僕の場合、もともとカエレバで十分満足していました。
また楽天とAmazonの売上比率も半々ぐらい。
さらには、商品詳細のページへのリンクはAmazonだったり楽天だったりして、Amazon一辺倒ではありません。
ここでもしカエレバを使い続けるという場合、画像と文章リンクをAmazonの商品詳細ページに飛ぶように設定することは不可能になります。
なので、楽天でリンクを作成したい場合は、引き続きカエレバを利用しようと考えました。
でも、Amazonのページも作成できるようにはしておきたいと思ったので、それはRinkerというプラグインで対応することを考えました。
対応方法.2:AWSで発行したアクセスキーとシークレットキーはそのままでRinkerを利用する
Rinkerとは?といった説明は割愛しますが、カエレバと同様にアフィリエイトリンクを簡単に設定できる素晴らしいプラグインです。
で、話しは戻して、
Amazonアソシエイトの審査の承認がおりた後、僕はAWSでアクセスキーとシークレットキーを発行しています。
PA-APIを利用するのに、この2つの認証キーが必要になるわけですが、上記画像にも記載されている通り、現時点ではこのままでも利用が可能となっています。
実際、現在持っていたAWSの認証キーでRinkerでリンクを作成してみたところ、問題なく作成できました。
さらに、生成されたリンクをAmazonの「リンク動作確認ツール」でチェックしてみても、ちゃんとリンクは認識されています。
▼こちら。
といったように、Amazonの商品詳細ページのリンクを生成する時はRinker。
楽天の商品詳細ページのリンクをメインにする場合はカエレバを利用。といった使い方を決めれば、これでとりあえず万事解決です。
ですが、将来的にはAWSで取得した認証キーを、Amazonアソシエイトで発行した認証キーに移行する必要があるとAmazon側が言っています。
であれば、自分自身が色々調べて理解している今の内に、設定しておいた方が良いだろうということで、次のステップです。
対応方法.3:新しくAmazonアソシエイトで認証キーを取得して、Rinkerを利用する
最終的に設定したのがこれですが、新たに認証キーを発行し、そのアクセスキーとシークレットキーをRinkerに設定することにしました。
発行までの方法は以下の通りです。
▼Amazonアソシエイトの管理画面で、【ツール】▶【Product Adevertising API】をクリックします。
▼【新しい認証キーを取得する】をクリックします。
▼【続ける】をクリックです。
▼認証キーが発行されました。
セキュリティ上、シークレットキーはこのタイミングでしか確認することが出来ないようになっています。
なので、【認証情報をダウンロードする】をクリックすればCSVでデータをダウンロード出来るので、別で保管しておくことをおすすめします。
認証キーの発行はこれだけ。
後は、Rinkerの管理画面で2つのキーを再設定すれば完了です。
▼無事にリンクが生成されています。
過去に作成したAmazonのリンクは無効にならないのか?
正直一番不安だったのはここです。
認証キーを新しく発行しなおした場合、それまで過去にカエレバやヨメレバ、AmazonJSで作成したAmazonアソシエイトとしてのリンクはどうなるのか?という疑問がありました。
調べたところ、今回のPA-APIの制限とは無関係で、過去に作ったリンクについては無効にならないということです。
すでにAWSで取得した認証キーを持っている人が、今のタイミングで新しく発行するかどうかは個人の判断ですが、どうせいつかやるなら今のうちにやっておこうという結論を出しました。
新しく発行したと言っても、やらなければいけないことは、
- AmazonJSの認証キーの再設定
- Rinkerの認証キーの再設定
だけだったので簡単です。
過去の認証キーが無効になるので、それを新しいキーに変更すれば設定は完了です。
AmazonアソシエイトのPA-APIについて|まとめ
また一つ知識が増えました。
PA-APIのことなど全く意味不明でしたが、なんとなくでも仕組みは把握できたと実感しています。
受信のメールをちゃんと確認し、しっかりググれば大半のことは分かります。
PA-APIってなんやねん!?
Amazonのアフィリエイトはそのまま使えるのか?
で、結局どうしたらいいの?
といったことが分かるように、せめて僕と同じような状況の人が理解できるように、自分の状況に合わせて対応したことをまとめてみました。
あとは、しっかりPA-API経由の売上を保てられれば問題ないはずなので、頑張ろうと思います。(過去30日間のPA-API経由の売上がなければ、PA-APIが使用できないという規約があるようなので)
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