今でも目を閉じると、生まれた頃の記憶がよみがえってくるほどに、素晴しい体験だった子どもが誕生した日。
初めてのことで、自分のこともままならないことだらけで大変なことも多いのに、振り返って思い出されるのは家族で過ごした楽しいことばかり。
光のスピードで過ぎていく毎日ですが、充実した日々を過ごせています。
初めての誕生日となるニョロ助の1歳の誕生日には、なかなか伝えきれない日頃の感謝の気持ちを込めて、妻へのママ1歳おめでとうということでお祝いしました。
それからあっという間にまた1年。
子どもが無事に2歳誕生日を迎え、僕と妻もパパママ2歳となったわけですが、今年もママ2歳おめでとうをお祝いすることができました。
育児に奔走して、日々の想いを口にすることはなかなか難しかったりしますが、子どもの誕生日をキッカケにしつつ、「ママおめでとう&妻としていつもありがとう」を伝えるのはホントおすすめです。
1歳の時にはあんまり分かってなかったニョロ助でしたが、今年は一緒におめでとうを伝えることができたことに、成長の証が見られました。
今年は子どもから花束を渡してもらいママおめでとうをお祝いしました!
子どもの誕生日なのに子どもにお祝いさせるの?というのは置いておいて。w
子どもは素直です。
ありがとうと思うことがあれば、すぐに態度に出るし満面の笑顔で呼応してくれます。
個人的な想いでは、子ども自身がやったことでママが笑顔になったら、子ども本人もめちゃんこ嬉しいだろうなぁと思ったので、今年はニョロ助から花束を渡してもらいました。
結果的にみんな笑顔になったから良かったかなと。
ニョロ助の誕生日当日、僕は仕事だったので一目散に仕事を終わらせて帰宅しました。
まだ花束も用意していないので、帰宅後は何とかしてニョロ助を連れ出して外に出ないといけません。
「誕生日なんだから俺もビールを飲んでお祝いしたい」
妻には、「ニョロ助のケーキとか準備しててもらってもいい?」という口実を使い、ニョロ助と2人で外に出ることに成功。
僕とニョロ助は一目散に花屋さんへ行き、そのまま花束を購入しました。
▼帰り道、「自分で持つ~」と言って一人で花束を持つニョロ助
と言っていたので、「ママにあげるの~」と嬉しそうなニョロ助の顔が印象的でした。
この後、スーパーで実際にビールも1本買って帰宅です。
次のハードルは、どうやって渡そうかということ。
考えた結果、
●玄関を入る前に外のドア付近に花束を置き、一旦家に入る。
●その後、ニョロ助を部屋に戻し、妻が見ていない間にこっそり外のドア付近に置いていた花束を自分の部屋に持っていく。
●それからニョロ助を部屋に呼び出し、花束を持ってママの元へ走っていき、そのままおめでとうと言ってプレゼント。
このプランで行く予定でした。
実際に家に入る前にドア付近に花束を置き、ドアを開けました。
いつもすぐに玄関前まで来てくれるのですが、普段通り迎えに来てくれます。
「やはり外に置いていて正解だった!」と思ったのもつかの間、ニョロ助の爆弾発言。
「お花あるよ~」
…なんと素直な子なのでしょうか。
帰り道でママにプレゼントしようね~と言っていたので、素直なままに言葉が出てしまったのでしょう。w
と妻は僕の顔を見ます。
0.5秒ほど考えて、
とっさにそんな回答をしてみました。
何とか事なきを得ました。
後から聞いたらウソとは思ってなかったようで、良かったです。
キッチンに戻った妻を確認し、一瞬外に出て花束を回収して部屋に隠します。
次にリビングにいるニョロ助を僕の部屋まで呼ばないといけません。
不自然があってはいけないと思いつつ、幸いすぐに飛んできてくれました。
そのまま花束をニョロ助に渡し、
と聞くと、大きくうなずき同時にキッチンへと駆け出すニョロ助。
「まま~ありがとう。おはなど~ぞ。」
しっかりと上手に伝えてくれました。
僕からも一言、「ママとして2歳おめでとう。いつもありがとうね。」
子どもからのサプライズが加わり、妻は満面の笑みでこたえてくれました。
やっぱり言葉と行動で表現することって大事だなぁと痛感しました。
子どもの誕生日は普段言えない言葉や行動を表現する絶好の機会
当たり前の話ではありますが、子どもが生まれ誕生日をお祝いするごとに、自分たちもパパ・ママとして一緒に年を重ねていくことが出来ます。
今僕が感じている感情は、今の状況にならないと絶対に感じられなかったものではありますが、一言で言うならこれが幸せなのでしょう。
恐らく人は、自分自身のことでただ幸せだと感じるよりも、人と一緒に共感したり、同じ幸せだという感情を共有できた時の方が、何百倍もその幸福度は増す生き物なんだと思います。
ニョロ助が生まれた日から僕と妻はパパとママになり、色んなことを経験させてもらっています。
いつの間にか、「自分のやりたいこと」は「子どもを笑顔に出来ること」になり、自分のためにやりたいことなんてほとんどなくなりました。
人によっては、このような環境を自己犠牲と呼ぶのかもしれません。
どうとらえるのかはひとそれぞれなのでいいのですが、どう見てもやはり妻の育児の苦労は一言で収まるものではありません。
この2年の間に、僕は在宅で仕事をしていた時期もあるため、世間で昼間に働きに出ているパパさんよりは近くで育児に携わることが出来ていると思います。
だからこそ、四六時中ママママと呼ばれていることも、夜中もに何度も起きて授乳を繰り返していることも、自分の時間なんてほとんど取れない状況の妻を間近で見てきました。
「いつもありがとう」
「その大変な状況を自分が代われるなら代わりたい!」
こんな風に思っているはずなのに、なかなかその想いを言葉にすることも出来ず、行動に表現することも出来なかったりします。
僕自身こう思うことが幾度となくあるので、世の中のパパさんでも、同じような想いの人はたくさんいるんじゃないでしょうか。
とは言え、言葉にしたり態度で表現しようにも、全く習慣化されていないものなので、素直に行動にうつす方が難しいのも仕方がないとも言えます。
仕方がないからといって、じゃあそのままでいいのかというともちろんそんなわけはなく、夫婦が穏やかに、ひいては家族が笑顔でいられる生活をしていくためには、言葉でも伝えて行動でも表現していかないといけないのは事実です。
でもそんなキッカケもないし、思っているはずなのについつい気持ちとは裏腹に、とがった言葉で返してしまって…。
といった感じのループとなり、結局のところなかなかうまくいかない夫婦関係や家族関係というのはたくさんあるのでしょう。
だからこそ!なんです。
僕自身も外で働きつつ育児をしつつ、副業としてブログを書きつつの生活をしています。
自分一人で生活していた時と比べると、責任も気苦労もけた違いに増えました。
大変なことも多いので、「ついついやろうとは思っているのになかなかできないんだよ…」という気持ちは分からなくもないですが、それだと何も変わりません。
かと言って、日々の生活の中で、じゃあ実践しなさい!と言われても難しいのも分かります。
ではどうするか。
僕が考えるのは、自分の気持ちを表現するための後押しをしてくれる「子どもの誕生日」の力を借りて、一緒に妻への感謝を表現してみることです。
サプライズにするかはともかくとして、妻への感謝の気持ちを表現して、「子どもの誕生日なんだから子どものことだけお祝いしてよ!」なんていう人がいるでしょうか?
心に思っている素直な気持ちを、「ママ誕生日おめでとう」として伝えるのも、すごく素敵なことだと思っています。
恩着せがましいことは抜きにして、子どもと妻が嬉しそうにしている顔を見るのはなによりも自分の喜びですから。
子どもの2歳誕生日にママ2歳誕生日もお祝いしました|まとめ
また一つ、我が家の思い出が増えました。
無事にスクスクと育ってくれているニョロ助のお祝いが出来たこと。
スクスク育つ環境をいつも作ってくれている妻への感謝の気持ちを、少しでも伝わる表現が出来たこと。
何度やっても花束を渡すのってちょっと恥ずかしかったりしますが、みんなHappyになれるお祝いができてよかったなって思います。
なかなかパートナーに対して言葉をかけられていない、もうこっぱずかしいからと言って、「ホントは思っているけど伝えられていないこと」があるのであれば、ぜひこういう機会の力を借りて、素直な想いを表現してほしいなって思います。
きっと今まで以上に、幸せの風が家に舞い込んできますよ!