どんな状況でも隣の芝は青く見える。外的要因じゃなく内的要因に目を向けよう!

どうもNon太(@LoveWifeLives)です。

かなりハードだった会社員を辞めて早半年。妻と約束していた期限が過ぎてしまったので、今月から働きに出ることにしました。

約束していたこととは、時給制や月給制以外で自分の仕事だけで生活が出来るほどの収入を得ること

「生活出来るほどの収入」は20万円に設定しており、会社を辞めてから半年以内にその収入を達成することが妻と約束してしたことだったんです。

もしそれが達成できなかった場合は、バイトや派遣でも何でもいいから外に時給制の仕事をして働きに出ることが条件。

細かい話しは抜きにして20万円まではもうあと2歩ぐらいだったのですが、残念ながら届かなかったので今月から外に働きに出たわけなんです。

そこで分かったこと、いや、前々から分かっていたけど、とにかくどんな状況に置かれても、外的要因に目を向けている限り満足することはないんだと。

どこにいっても隣の芝は青く見えてしまうものなんです。

だからこそ、というお話し。

正社員に憧れたフリーター時代

少し話をさかのぼってみます。

大学を中退した19歳の頃、僕はフリーターとしてプラプラしていました。

運送系で働いたと思ったらビシッと白シャツを着てホテルの受付をしたり。そんな頃に漠然と思っていたことは「正社員で働くってなんかカッコいい!」でした。

この頃は社会人経験もなかったので何となくの雰囲気で思っていただけでしたが、スーツを着て颯爽と歩いてる姿がやっぱカッコいいやん!と感じてたんです。

今の状況が楽しくないわけじゃないけど、もっとやりがいとか持てる仕事がしたいなぁ…

こんな風に思うフリーター時代でした。

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正社員になってフリーター時代が良かったと思い知らされる

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フリーターとしてアルバイトから派遣へと形を変えながら働き、給料が増えることも経験しつつも、それでもまだ正社員としての経験を持っていない期間が2~3年続きました。

そして派遣で一緒に働いていた時の先輩がとある会社に正社員で働くことになり、その時に僕もその会社で働かないか?と誘われたんです。

スーツを着ることが出来て会社は新規立ち上げのオープニング、と聞いてソッコー決めました、働くことに。

働き始めてからは、社員という肩書が出来たことでちょっとした優越感に浸りつつ、アルバイトの人たちが自分を頼ってくれることにも嬉しい気分を楽しんでました。

でもしばらくそんな状況で過ごすと気付くんです。「社員だから〇〇」と言われ続けていることに。

  • 社員なんだから、アルバイトより早く出勤しておかなければいけない。
  • 社員なんだから、アルバイトより成績が良くないといけない。
  • 社員なんだから、アルバイトより遅くまで残って仕事するのは当たり前だ。etc…

初めての正社員として働く仕事でしたから、それが普通なんだと思ってました。

この時はテレマーケティングというテレアポ全盛の時代でもあり、営業成績も求められるしアルバイトの成績も上げないといけない。

それなのに成績が振るわないアルバイトの子達は僕を頼ってくるし、会社の対応に不満があるアルバイトも社員の僕に不満を言ってくるしと、とにかく板挟みを経験しました。

やりがいがあるとか言ってるけど、やっぱ気楽に働けるフリーターの方がマジで楽やん!

こんな風に思ってました。

アルバイトよりもちょっと給料が多いからって、それよりも絶対フリーターしながらプライベートを充実させながら過ごす方が良かったなぁと。

この会社は結局一時期はぼろ儲けしてましたが、1年半ぐらいで倒産しました。

ブラック企業で働き定時で帰れる仕事に憧れる

それからも色々な働き方をしながら、僕の前職でもあるイベントの仕事に落ち着きました。

この会社では今までの自分の勤務年数の中では最長の5年間働き、酸いも甘いも経験した職場と言えます。

ブラックと言うほどなので、朝から晩まで休みなく働いてました。

多かったら月間400時間を超すような勤務時間で、もちろん残業代はありません。

休日にイベントの仕事が入ればそれも絶対に出ないと行けなかったし、だからと言って手当があるわけでもなく代休もありません。

もう何年もあこがれ続けましたよ、週休二日で定時で帰れる仕事に。

僕には平日は週5日で朝8時~夜の20時ぐらいまで働かないといけないけど、土日は絶対休みという働き方をしている友人がいます。

確実に土日が休みというものがあるなら、平日がどんなにハードでも全然余裕やろ!って当時は思ってました。

どんなにやりがいがあって自由度の高い仕事であっても、プライベートが全くない働き方ってどうなん?とはずーっと思ってたんです。

そしてやっぱりそれはダメだと勇気を出して一歩踏み出したのが2015年の9月。

働いた5年に終止符を打ちました。

大企業の制約しかない働き方に違和感

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そして今、また会社に属して働くことにしました。と言っても、以前の1/2以下ぐらいに余裕のある働き方ですけど。

しかも雇用形態は派遣。なぜ派遣を選んだかと言うと、ブログを書いたり株を勉強する時間も確保しつつそれなりの給料がもらえるから。

そして最低限のルールは守りつつも、辞める時には問題なく辞められるから。

結局派遣される前までは企業名は伏せられてましたが、派遣先は予想もしない資本金何百億円の従業員数千名という東証一部の大企業だったんです。

以前の職場は社員数6名の超小さい会社。だから個人の裁量がものすごく大きいし、比較的自由度は高い方でした。

それが何百倍もの規模の大企業。もう初日から様々な制約を見せつけられました。

  • 携帯はフロア内閲覧禁止だけではなく、ビル内での持ち歩き自体禁止(←まぁこれはいいや)
  • 携帯を見れるのは、ビルを出た屋外だけ
  • スーツは絶対着用・女性もスーツ
  • スーツのジャケットは座席の背もたれにかけてはいけない
  • デスクで仕事をする時に足を組んではいけない
  • 隣の人との私語禁止(まぁ普通やけど、気軽に質問出来ひんやん…)
  • 開始前は5分前までに着席ルール、でも休憩は時間が過ぎてからスタート
  • 飲食物は持込禁止、ペットボトルも不可
  • フロアに紙コップの自販機があるが、買った場合はその場で飲み干さないと買ってはいけない(座席への持込禁止だから)
  • 買った飲み物が余ってしまった場合に捨てる場所もない。フロアを通った先にしかトイレがないためトイレに流すなども厳禁(フロアの飲食物持込禁止から)
  • 1時間の昼休憩、前半30分は休憩ルームを使ってはいけない(混雑するから社員優先)

パッと言われて思い出せたことを書いただけですが、とにかく制約だらけなんです。

何千人が一緒に働くとなると、厳しいルールを設けておかないと統制は取れませんからね。仕方ないとは思います。

この仕事は定時で帰れるし土日は完全休みだし、シフトを出して平日も休みが取れる、まさにブラック企業で働いていた時と真逆の働き方になったにも関わらず、制約が多すぎて違和感を感じ始めているんです。

ブラック企業の時は良く言えば自由だし、悪く言えばダラダラ、メリハリもない、そんな状況でした。

そして、今の仕事は自分一人がいなくなったところでほとんど影響がありません。誰かが別にやってくれます。(まだ自分が始めたばかりだからというのもあるけど)

誰でも覚えれば出来るような仕事をただやっていくだけ。

ブラック企業で働いていた頃は、自分が担当している仕事は全て自分で処理しないといけなかったため、責任感と仕事の重要度がハンパありませんでした。

面白味で言ったらブラック企業で働いている時の方が完全にあったんです。

というように、半年前までブラック企業で働いていた時に願っていた環境がやってきたというのに、やっぱりそこでも何かしらの違和感を感じてるんです。

外的要因に満足を求める限り、隣の芝は青く見え続ける

自分自身が感じていたことを例に話を出してきましたが、これまでの話しは全て外的要因に満足を求めているんです。

定時で帰れるかどうかも面白い仕事を与えられるかどうかも、与えられて仕事をする環境である以上、自分のさじ加減ではどうにもなりません。

与えられたことをこなす環境に飛び込んでいるにも関わらず、求めるものは自己都合の満足。

簡単な例で言えば、定時で帰りたいけど給料はめっちゃ欲しい

定時で帰れるかどうかは会社の規定次第だし、給料を増やすには時には残業もいとわない仕事量をこなさないといけないかもしれません。

極論、会社に多くの利益をもたらさないといけないわけです。

でもいわば定時で帰るけど給料はたくさんくれ!って、作られた環境に飛び込んだ場合には所詮無理な話ですよね。

こうやって外的な要因で満足度が変動するものを求めている限り、満たされることはなく、常に何かしらの不満を抱えながら生活し、何かにつけて隣の芝を青く見てしまうんです。

内的な心の満足に目を向けること

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僕は外的要因に満足を求めることを辞めました。

制約が多くて不満だとか、飲み物が自席で飲めないから不満だとか、給料が安いから不満だとか。

以前のブラック企業を辞めて今の企業で働き始めてから感じられているのは、お金を稼ぐことの大変さでありお金をもらえることのありがたさです。

今の仕事に就いたのも何かの縁、正直面白いか?と言われるとまだそこまでは至ってません。

何しろ新人で出来ることが限られすぎているので。

でもこの仕事のおかげで生活が出来るかどうかの不安は消え、ブログを書くことに時間を割いていいかどうかにも迷いがなくなりました。

また、夜の株の勉強にあてる時間もちゃんと確保できる。

もうそう考えられるだけで、今やっている仕事には不満を感じなくなります。

そして次に課題にしているのが、何事にも一生懸命に取り組むこと

制約ばっかりの仕事環境でただお金をもらうために働くだけだと、面白くない仕事があるだけで正直モチベーションは下がります。

でも、仕事内容が面白いかどうかという外的なものではなく、自分自身が一生懸命取り組めたかどうかという内的なものに目を向けるようになると、自然と何事にも一生懸命に取り組もうという気持ちになり、隣の芝が青いかどうかって気にならなくなるんです。

こんな意識で取り組んだ時、神がかって効率よく仕事が出来たり、新しい発見があるものです。

要は、満足も不満も、幸せも不幸せも、面白いも面白くないも、全て自分の心次第で変わり、自分自身で作り出しているだけということに気付くことが大切。

内的な心の満足に目を向けましょう

外的要因に目を向けている限り隣の芝は青く見える / まとめ

せっかくフリーとして働いていたのに、会社で働くことにしたんや~と言われそうですが、これは前向きな決断です。

確かに「ブログで稼がないと生活が出来ない。だから頑張るんだ!」という背水の陣で臨めば、自分を鼓舞することも出来たしそれこそあと一ヶ月、二か月頑張れば踏ん張れたかもしれません

それが会社に時間を拘束され、さらにはブログと株の三足のわらじにすることで、せっかくあと1,2ヶ月だったのに、会社に拘束されてる時間だけ無駄に時間がかかると思われがちです。

これも外的な要因に目を向けすぎてると思いませんか?

僕はフリーとしてお金を稼ぐことよりも、家族の心が安定して穏やかに過ごせることに目を向けているんです。(やっぱり妻は不安がってましたからね。来月の家賃は大丈夫なんだろうか…って)

であれば、どんな仕事であれ安定したお金をもらえることがどれほどありがたいことか、身に染みて分かるわけです。

もっと外的なものから内的なものにシフトして、今目の前にあるものを一生懸命に頑張ることを忘れずにやっていきたいですね。

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