日本を訪れる外国人の人数や割合、都道府県別の訪問者数などを細かくまとめてみました!

s-国旗

2013年に訪日外国人が1,000万人を突破し、その数は年々増加。さらに国は訪日外国人2,000万人を一つの目標にしています。

日本国内でもAirbnbが流行りに流行って、民泊としての制度の拡充が話題になっていますよね。

正直僕が住んでいる新大阪・東三国あたりにもAirbnbとして出されている部屋が、この1年で急激に増えたと思います。

自分が今後携わるかもしれない仕事が外国人をマーケットにした分野だったので、国土交通省が提供している訪日外国人消費動向調査のデータと、日本政府観光局(JNTO)が提供している訪日外国人に関する統計データに沿って、色々とエクセルでまとめてみました。

そのデータを検証しつつ、日本を訪れる外国人の人数や動向日本を訪れる際に情報源にしているものが何なのか、さらには訪日前に期待していることと実際にしたことのギャップについてまで、かなり細かいですが一つ一つデータにまとめ解説していきたいと思います。

少し偏った見方になっている可能性もありますが、参考にしてみてください。

今回は訪日外国人数と割合、そして都道府県別の訪問者数と入国空港がどこかを調べてみました。

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調べたものや選んだ国について

まず、今回調べたものは以下の8つになり、その内赤色で示した4つをこの記事ではデータにしています。

  1. 国別・訪日外国人数の推移(2013年~2015年)
  2. 国別・目的別訪日外国人数(2013年・2014年)
  3. 国別・都道府県別訪問者数(2014年・2015年比較)
  4. 国別・入国空港・海港(2014年・2015年比較)
  5. 国別・出発前_旅行情報源で役立ったもの(2014年・2015年比較)
  6. 国別・訪日前に期待していたこと(2014年・2015年比較)
  7. 国別・訪日前に最も期待していたこと(2014年・2015年比較)
  8. 国別・実際にしたこと(2014年・2015年比較)

5~8については、こちらでまとめています↓↓↓

抽出した数値は全て、国土交通省が提供している訪日外国人消費動向調査のデータと日本政府観光局(JNTO)が提供している訪日外国人に関する統計データに基づいています。

と言っても、全ての訪日外国人を調べることはできませんでしたので、世界から12ヵ国を厳選しました。以下の国です。

  • 中国
  • 韓国
  • 台湾
  • 香港
  • タイ
  • アメリカ
  • カナダ
  • 英国(イギリス)
  • フランス
  • ドイツ
  • イタリア
  • オーストラリア

アジア圏からは、訪日人数が上位の中国からタイまでの5ヵ国。アジア圏ではシンガポール・マレーシアと続きますが、数万人レベルなので省いてます。

さらにアメリカ圏からはアメリカカナダ

ヨーロッパ圏からも訪日人数が多い上位4ヵ国に絞り、あとはオーストラリアの計12ヵ国のデータを数値化・グラフ化しています。

では早速、一つずつ見ていきましょう。

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1.国別・訪日外国人数の推移(2013年~2015年)

日本を訪れる人の数です。これは観光だけじゃなくビジネスやその他、全ての人数として換算されています。

以下がその人数です。

▼2013年~2015年の訪日外国人数s-2016-03-05_18h08_36

▼2013年~2015年の訪日外国人数グラフs-2016-03-05_18h11_59

この数値を見るだけでもアジア圏からの訪日者がどれだけ多いかに驚くと思います。

いずれの国も訪日人数は年々増加してますが、特に2015年中国からの訪日者数は倍々で増加しているのが一目瞭然です。まさしく「爆買い」が起こった年でしたからね。

2013年は訪日人数トップは韓国で、2014年は台湾。それが2015年に取って代わったのがまたもや中国。完全に中国特需だった2015年ということですね。

また、2015年はアメリカからの日本への訪問者数が100万人を超していたことには驚きです。

次に上記12ヵ国だけで日本を訪れている割合をグラフにしてみました。

▼12ヵ国訪日人数割合s-2016-03-05_18h20_02

▼2013年円グラフ2016-03-05_18h21_04

▼2014年円グラフ2016-03-05_18h21_14

▼2015年円グラフ2016-03-05_18h21_43

12ヵ国全ての国が日本を訪れる人数が増えているにも関わらず、中国の訪日人数が多すぎて欧米諸国の割合が減少しています。

全体の訪日人数の内、中国人の占める割合が多いことが分かるデータでした。

結論:日本を訪問する外国人の数は年々上昇! でもその内の約30%近くは中国人で埋め尽くされている!

2.国別・目的別訪日外国人数(2013年・2014年)

実際日本を訪れる人が多いと言っても、何で来ているのが多いのかが分からないと困ります。

2015年のデータはまだ出ていなかったので、2013年と2014年のみとなりますが、実際に訪日外国人がどのような目的で来ているのかを数値化してみました。

▼2013年・2014年 国別 / 目的別訪日外国人数s-2016-03-05_18h29_46

▼2013年・2014年 国別 / 目的別訪日外国人数グラフs-2016-03-05_18h31_26

薄い色は2013年で濃い色が2014年と、観光・商用(ビジネス)・その他(留学等?)の3種類に分けた数値とグラフです。

2014年までのデータなので台湾が突出してますが、どの国もやはり観光で日本を訪れている人が大半ですね。

12ヵ国の総合データになりますが、実際にどれぐらいのパーセンテージになっているか、こちらも円グラフにしています。

▼2013年観光・商用・その他割合の円グラフs-2016-03-05_18h35_24

▼2014年観光・商用・その他割合の円グラフs-2016-03-05_18h35_31

13年も14年も約80%の人が観光で日本を訪れているということですね。

さらに商用で来ている人と観光で来ている人の数の差が、アジア圏はものすごい数値の差なのに対し、アメリカ圏やヨーロッパ圏では旅行者の方が多いものの観光と比較して、ビジネスとして日本を訪れている人が多いのも見てとれます。

これは早く2015年のデータを待ちたいところ。面白いデータが出てきそうです。

結論:訪日外国人の約80%は観光で来ている!アメリカ・ヨーロッパ圏よりもアジア圏の方が、観光で訪れている比率が高い!(商用での訪日割合が低い)

3.国別・都道府県別訪問者数(2014年・2015年比較)

次に日本を訪れた人が、実際にどの都道府県を訪れているのかです。

こちらのデータは先ほどのように訪日外国人全体のデータと、訪日外国人の中でも観光に絞ったデータがありましたので、それぞれまとめてみました。

まずは訪日外国人全体の数値からです。少し数字は見にくいかもしれませんが…

▼2014年 国別・都道府県別訪問者数s-2016-03-05_18h54_00

▼2015年 国別・都道府県別訪問者数s-2016-03-05_18h57_38

この数値から、外国人が一番訪れる都道府県は東京都でした。

面白いデータで関西圏に当たる大阪府と京都府に訪れる外国人の割合として、アジア圏は大阪府の方が多いのに対し、アメリカ・ヨーロッパ圏ではほとんどの国で京都府を訪れる割合の方が高い数値になっていることです。

これは後ほど出てきますが、アジア圏の人たちがショッピングを重視しているのに対し、アメリカ・ヨーロッパ圏の人たちは日本の伝統文化や景勝地を重視しているからだと思われます。

歴史的建造物が多いのは大阪より京都ですからね。

さらに、2014年は千葉県の訪問者数が少ないのに対し、2015年になって急に訪問者数が増加し2位にランクインしています。

これは千葉県にある国際空港の成田空港の発着航空便が増加したからなのか、東京ディズニーランドへの入園者数が増えたからなのか、そこは不明ですが明らかに大幅アップしています。

12ヵ国合計にはなりますが、グラフで見てみます。

▼2014年 都道府県別訪問者数グラフs-2016-03-05_18h55_42

▼2015年 都道府県別訪問者数グラフs-2016-03-05_19h07_44

1位~3位までにランクインしている都道府県(東京・千葉・大阪・京都)を除くと、北海道・神奈川・愛知・福岡・沖縄が比較的多い都道府県になるでしょうか。

奈良を訪れる外国人ってもっと多いのかと思ってましたが、そこまで多くなかったようです。

四国地方の徳島・香川・愛媛・高知への訪問者数は、全国的に見てもかなり低めになっているようです。

四国地方に国際便として直行で発着する航空便がほとんどないのも影響しているんでしょうね。

観光・レジャーに限定した数値も見てみる

上記数値は訪日外国人全員のデータです。次は観光・レジャーで訪れている人を対象としたデータもありましたので、こちらもまとめています。

▼2014年 国別・都道府県別訪問者数s-2016-03-05_19h21_40

▼2015年 国別・都道府県別訪問者数s-2016-03-05_19h20_05

順位が大きく変動するわけではなかったですが、2015年の2位と3位の都道府県の順位が入れ替わっています。

全体では2位が千葉県、3位が大阪府だったのに対し、2位が大阪府、3位が千葉県に変わっています。

これの意味するところは、観光として千葉県を訪れているわけじゃなく、入国する空港として成田空港(千葉県にある)を利用する割合が必然的に多いため、訪れる都道府県としてのランクが上がっていると考えられることです。

観光客だけを対象にすれば、大阪府と京都府のどちらの方が訪れるかという数値も、アジア圏とアメリカ・ヨーロッパ圏では見事に真逆になっています。

▼2014年 都道府県別訪問者数グラフs-2016-03-05_19h20_41

▼2015年 都道府県別訪問者数グラフs-2016-03-07_13h54_31

グラフで見てみると、特に2015年では大阪への訪問者数の割合が15%を超えてかなり高くなっています。

まさしく中国バブルを象徴してますね。日本への観光客数が世界1位の中国の動向が、このデータに大きく反映されてしまうところも面白いところです。

結論:東京への訪問者数が1位なのは変わらず! 大阪と京都を比較すると、アジア圏の人は大阪を訪れ、アメリカ・ヨーロッパ圏は京都を訪れる傾向にある!

4.国別・入国空港・海港(2014年・2015年比較)

都道府県別訪問者数に大きく影響を及ぼしそうな入国空港(海港)がどこなのかというデータも出ているようなので、そのまとめです。

このデータも訪日外国人全体を対象としたものと、観光・レジャーで訪日した外国人データに分かれています。まずは全体から。

▼2014年 国別・入国空港 / 海港s-2016-03-05_20h45_02

▼2015年 国別・入国空港 / 海港s-2016-03-05_20h47_01

外国人が入国する空港で一番多いのはやはり成田空港ですね。これで成田空港のある千葉県に訪問したと言えば訪問したことになりますしね。

注目すべきなのは3つ程あります。

1つ目は韓国は福岡空港から入国する人がかなり多いということ。

距離にして約200kmぐらいで到着するわけですから、大阪-東京間より近いことになります。ここまで福岡県から入国する韓国人が多いとは思いませんでした。

2つ目はアメリカ・ヨーロッパ圏から入国する人は、ほとんどが成田か羽田空港になっています。

そして3つ目。アメリカ・ヨーロッパ圏と比べてアジア圏の人たちはかなりばらつきがあり、成田・関西空港の割合が若干高いのはあるものの、台湾・香港・タイからは北海道は日本の中でも一番遠い場所にあるにも関わらず、結構人気がある空港になっています

関西空港から入国するアメリカ・ヨーロッパ圏の人たちは2014年も2015年もそこまで大きく変わってはいないものの、2014年成田一色だったのが羽田空港にも分散されているのが見られます。

羽田空港の発着便が増えたことが一因になっていそうですね。

成田や羽田から入国するにも関わらず、先程の都道府県別訪問者数を見ると、アメリカ・ヨーロッパ圏の観光者は京都に良く訪れるというデータになっていたので、それだけ京都が観光地として根付いているのが分かります。

▼2014年 国別・入国空港 / 海港グラフs-2016-03-05_21h00_43

▼2015年 国別・入国空港 / 海港グラフs-2016-03-05_21h01_06

2014年と2015年のグラフですが、分類されている空港や港の数が2015年の方が多くなっています。(観光庁のデータが細分化されただけ)

成田・関西・羽田の空港は変わってませんが、その他にも韓国人が良く入国する福岡空港や、香港や特にタイ人が多く入国する新千歳空港も次いで入国空港として一定の割合を保っています。

ちなみに、先ほどまでにデータにしていた都道府県別訪問者数のデータは、一人の人が複数回答OKというデータになっています。

ということは、一人の人が3つも4つもチェックしている(1人でたくさんの都道府県が反映される可能性がある)ことも考えられるわけです。

でも、この入国空港がどこかという設問においては、単一回答となっており一人につき一つの回答のため、信憑性は高めだと考えられます。

結論:アジアに属する日本はアジア圏の国々とも距離が近いため、アジア圏の人たちが入国する空港は国によってばらつきがあり、色々な空港から入国していることが多い。一方、アメリカ・ヨーロッパ圏からの入国者の約80%は、成田・羽田空港からの入国になっている!

外国人観光客の人数・割合・都道府県別訪問者数 / まとめ

訪日外国人のマーケティングの一環として、訪日外国人の人数、割合などを国別に色々とまとめてみました。

箇条書きでまとめてみると、

  • 日本を訪れる全ての外国人の内、約30%が中国人
  • 日本を訪れる全ての外国人の内、約80%が観光が名目で訪れている
  • アジア圏ほど観光目的の訪問割合が高く、アメリカ・ヨーロッパ圏はビジネス訪問も多め
  • 日本の中で一番訪れられている都道府県は東京・千葉・大阪・京都が多く、次いで福岡・北海道が多くなっている
  • 入国する空港は成田・関空・羽田で60%強を占めている
  • アジア圏の人たちは日本の色々な空港から入国するが、アメリカ・ヨーロッパ圏の人たちは成田・羽田空港からの入国で約80%を占めている

ざっとこんなデータになっています。

アジア圏とアメリカやヨーロッパ圏でここまで違いが明確に出るとは面白いですね。

2016年はAirbnbがもっと世界にも日本にも浸透していくでしょうし、オリンピックが開催される年にあたる4年後には東京オリンピックとなるわけですから、そこまでは日本も色々とあの手この手を使って何とか持ちこたえるでしょう。

その後はどうなるかわかりませんが…

とにかく外国人相手にビジネスしていくなら、アジア圏なら関西でも戦っていけそうだし、アメリカ・ヨーロッパ圏ならやっぱ東京ですね。ギリギリ関西でも京都ならまだ勝負出来るかも。

ちなみに、もし画像で貼り付けているデータをエクセルでほしいという方がいれば、問い合わせからメール頂ければ元データをお送りしますよ。

2016年3月31日より以前にお問い合わせいただいた方へ

以前にお問い合わせ頂いた方には大変申し訳ございませんが、問い合わせフォームが一部機能していないことが判明しました。大変お手数をおかけしますが、お返事がないという方は今一度お問い合わせ頂けますと幸いです。

問い合わせ時に入力いただいたメールアドレスが反映していなかったため、返信が出来ない不具合がありました。

2016年3月31日現在無事に稼働しており、お問い合わせが可能です。

訪日外国人に関するデータはこちらにもまとめています

外国人観光客が日本を訪れる前に期待していることと、実際に体験したことのギャップをデータにしてみました!

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