あなたは「大阪周遊パス」というものをご存知ですか?
大阪には大阪城や道頓堀など観光する場所は数多くありますが、もし観光スポットとして有名な場所をめぐろうと思っているならぜひこの大阪周遊パスを使うことをおすすめします!
それぐらい使い方によってはお得になるチケットです。
今回は大阪周遊パスって一体どんなんやねん?ということで、その概要についてご紹介したいと思います。
公式サイトがあるのでそこでも書かれていることと同じような内容もありますが、他にも参考にしてもらえるものがきっと見つかると思います。
そもそも大阪周遊パスってどんなチケット?
一言で言うならば、大阪の地下鉄全線とバスが乗り放題になって、大阪市内の観光施設28施設が無料で使え、16施設で割引や特典が受けられるチケットのこと。
料金は1日券【大阪エリア版】という基本のチケットで2,300円です。
地下鉄全域が乗り放題になるだけなら、大阪市交通局が発売しているエンジョイエコカードで十分事足ります。エンジョイエコカードとは地下鉄の1日乗り放題券です。
では、この大阪周遊パスを買うメリットが何なのかと言うと、ずばり観光施設28施設が無料になるということです。(割引になる施設も16施設程ありますが)
しかもその28施設のほとんどが地下鉄の乗り換えだけで行ける範囲にあるということです。
28の施設が無料になって、さらには地下鉄・バスの乗り放題が付いたフリーパスが大阪周遊パスというものです。
購入した時についてくるもの
チケットを購入すれば大阪周遊パスのチケット(切符)はもちろん、そのほか「大阪周遊パス クーポン付ガイドブック」という冊子がもらえます。
▼大阪周遊パス クーポン付ガイドブック
これは公式サイトのこちらのページでも見ることの出来るガイドブックです。
中身は全く同じなので、気になる方は公式ページで見てもらえれば分かると思います。
一体チケットはどこで買える?
全ての一覧を見たい場合は、公式サイトのページを見てもらうのが早いです。
というのも、全ての販売している場所を数えるとホテルや案内所などかなりの数に上るからです。
地下鉄の駅長室で買えたり、大阪ビジターズインフォメーションセンターというところで買えたり、さらにはホテルでも買えると書かれています。
正直公式サイトのページを見たりしても、地下鉄の駅長室を一つとってもワケが分からなくないですか?
僕は大阪に住んでいるので梅田駅(大阪駅)がどんな風になっているのか分かってますが、初めて降り立った人にとってはまさに迷路です。
▼地下鉄梅田駅の駅構内図
日本の地下街は世界一とも言われてる上に、日本の中でもかなり発達している大阪の地下街です。初めて来て全てマスターするなんて一筋縄ではいきません。
ということで、別の記事にしてまとめました。
⇒大阪周遊パスの販売場所って一体どこ? 主要エリアの場所を図解入りで解説します
この記事を読んでもらえれば、特に観光目的で大阪に来た人には活用しやすい内容になっていると思います。
梅田・難波・新大阪・関西空港・伊丹空港の5ヶ所で大阪周遊パスを買う場合のルートを、写真付きで紹介していますのでぜひ参考にして下さい。
どんな種類があるのか?
これも一度公式サイトのページを見てみましょう。公式サイトの有効区間というページから、色んな種類の大阪周遊パスと有効区間がどこかを見ることが出来ます。
大阪周遊パスと一言に言っても、1日券だったり2日券など6種類ぐらいのチケットがあります。
- 1日券【大阪エリア版】
- 1日券【阪急拡大版】
- 1日券【阪神拡大版】
- 1日券【近鉄拡大版】
- 1日券【南海関空版】
- 2日券
上記の6種類があることは公式ページを見れば何となく分かります。でも、それだけではなく一つ一つに乗り放題の利用可能区間が制限されていたりしてややこしいのも事実。
と言うことで、こちらもまとめてみました。
⇒住んでる街と旅行目的別に買い方は考えよう! 大阪周遊パスの種類と乗り放題区間について
記事中にも何度も言及してますが、基本的に大阪観光のために大阪周遊パスを購入しようと考えているなら、1日券【大阪エリア版】で問題ないと言えるでしょう。
無料で入れる施設は実際に行く価値があるのか?
無料で入れる施設が28個もあると言えども、実際にその施設は行く価値があるのか?という疑問が残ると思います。
行く価値があるかどうかは人それぞれの価値観によるので一概に言及できませんが、行くまでにどれぐらいの時間がかかってどんな場所なのか?果たして面白かったのかどうか?ということは、僕でもレポートすることが出来ます。
ということで、実際に無料で入れる施設に行き、結果どうだったのかをレポートすることに決めました。
⇒大阪周遊パスは本当にお得なのか? 無料になる施設を実際にレポートする!
上記リンクは実際に行った施設のレポートまとめになっているので、その先に自分が行ってみたいと思う施設のレポートを読んでいただけます。
一部(お風呂や美術館とか)は写真撮影が禁止されている施設もあるので、ほとんど言葉だけのレビューになっているものもありますが参考にはして頂けるんじゃないかと。
割引特典のある店舗にも行くべき?
大阪周遊パスには割引してもらえる店舗がたくさんあります。と言っても、100円とか200円、はたまた10%割引などです。
まず、下記に割引・特典が受けられるお店16施設を表にしてみました。
施設名 | 特典内容 |
大阪市立東洋陶磁美術館 | 特別展開催時は入場料金を団体割引に |
大阪市立美術館 | 特別展、特別陳列開催時、入場料金を団体割引に |
大阪水上バス アクアライナー | 60分周遊コース=1,000円 片道コース600円に |
梅田ジョイポリス | パスポート/ジョイセット5を300円OFF |
国立国際美術館 | コレクション展・特別展・企画展を団体料金に |
大阪市内定期観光バス OSAKA SKY VISTA | 大人200円OFF、小人100円OFF |
JAPAN NIGHT WALK TOUR | 500円OFF |
落語家と行く なにわ探検クルーズ | オリジナル手ぬぐいプレゼント |
ラウンドワン 梅田店 | 一人1,000円以上利用で一人につき100円割引 |
ラウンドワン北心斎橋店 | 一人1,000円以上利用で一人につき100円割引 |
ラウンドワン 千日前店 | 一人1,000円以上利用で一人につき100円割引 |
なんばグランド花月 | 本公演の当日券500円OFF |
大衆演劇羅い舞座京橋劇場 | 観劇料300円OFF |
山本能楽堂 | オリジナル手ぬぐい(1,000円)プレゼント |
大阪城御座船 | 大人200円OFF、小人100円OFF |
スパワールド世界の大温泉 | 当日の入館料を大人200円OFF、小人100円OFF |
あべのハルカス美術館 | 特別展を団体料金に |
ハルカス300(展望台) | 団体料金に割引 |
海遊館 | 大人1人に限り入館料100円OFF |
レゴランド®・ディスカバリー・センター大阪 | 大人600円OFF、子ども100円OFF |
GLION MUSEUM | 大人500円OFF |
※施設名をクリックすれば公式HPに飛びます。特典内容は簡単に記載しています。詳細を確認する場合は、公式ページをご覧ください。
これまでチケットの種類や、売っている場所については別で詳細の記事を作っていました。
なのに、割引特典のある施設やお店の記事については別個で記事は作っていません。
これは個人的な見解ですが、大阪周遊パスを利用しようと思っている人は、大阪の街を観光することをメインに考えていてそれとともにお得に出来たらラッキーという考えでチケットを購入すると思います。
割引特典が受けられる施設を見てもらえれば分かりますが、施設内の体験をしようとすると、それなりに時間が掛かるものが多いです。
割引特典として100円200円割引になるからという名目で上記施設に行って時間を使うぐらいなら、初めから無料となる28の施設に向かって特典を受けながら時間を使った方がお得と考えるからです。
実際のところ、28の施設が無料になるからと言ってすべての施設に1日で行くことは到底不可能です。厳選しないといけません。
割引特典は付加価値として、まずは無料施設をめぐることをベースに考えるのが得策なんじゃないかという視点からの意見です。
あくまで僕自身の考えですが、大阪に住んでいる人間の参考意見として取り入れて頂ければと思います。
その他大阪周遊パスに多い疑問
2日券について
以前(いつぐらい前までかは分かりません)は外国人の方しか2日券は購入出来ませんでした。外国人用プランだったんでしょうね。
それが現在は誰でも買えるようになっています。
2日券を購入する際に一点間違えそうになるのでご注意を!
2日券は大阪市営地下鉄と市バスが乗り放題になるチケットです。その他の私鉄は乗り放題にはなりません。
1日券【大阪エリア版】は地下鉄と市バス、さらには大阪市内の私鉄の一部(阪急や阪神)が無料で乗車できる範囲が設定されてますが、2日券にはそういったものは付いていないので注意が必要です。
2日券の場合は、大阪市営地下鉄と市バスが乗り放題になると覚えておきましょう。
と言っても、無料施設は地下鉄でほぼ事足りるので問題ないと思いますが。
行く場所によってはエンジョイエコカードの方が安くつく場合がある!
エンジョイエコカードとは、大阪周遊パスのように地下鉄が乗り放題になる1日乗車券です。
平日で800円、土日祝は600円で購入が可能です。地下鉄の切符の券売機でいつでも買えます。
地下鉄が乗り放題という言葉に誘われて大阪周遊パスを購入したはいいものの、ゆっくり観光したいからと1つ2つの施設しか巡らなかった場合、大阪周遊パスを買って損する場合があります。
ちょっと面倒と思うかもしれませんが、自分が観光したいと思う施設の入場料やお得具合を確認した上で、大阪周遊パスの方がお得になるのか、エンジョイエコカードの方が良かったりして、といったことを考えるべきです。
大阪城周辺観光+クルーズ、海遊館(天保山)周辺観光+クルーズなどを行う予定を立てた場合、クルーズの料金が高い分割引率も高く、大阪周遊パスの方が得する場合が多いです。
上手く使えば何千円分も得する大阪周遊パスですから、しっかり考えて購入しましょう。
大阪周遊パスとは? / まとめ
簡単ではありますが、大阪観光にはもってこいの大阪周遊パスについてご紹介してみました。
大阪周遊パスは毎年、春夏版・秋冬版として発売されています。
適当に買ってしまうとお得度が少なかったり逆に損する場合もあるので、賢く購入し楽しく大阪観光をしてもらえればと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
大阪周遊パスについての記事一覧
●大阪観光で使わないなんてもったいない! 大阪周遊パスの概要をご紹介!(←今はこの記事)
●大阪周遊パスの販売場所って一体どこ? 主要エリアの場所を写真やMAP入りで解説します
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