その言葉が大事な何かを見逃している。 そろそろ「クソ」・「カス」という言葉を使うのは辞めよう!

どうもNon太(@LoveWifeLives)です。

僕の周りには、いつも自分の行動や人生について振り返るキッカケをくれる人たちがたくさんいます。

一番身近では妻。彼女は僕の何倍も何十倍も素晴らしい人格を持った人だと思っています。

いつもたくさんのことに気付かされ、そのたびにホントに結婚して良かったと思うわけです。

家族でいえば両親。母親はもはや僕の癒しです。

恐らくたくさんの経験を経るたびに、年齢を重ねるとともにこういう気持ちになっていくものなんだと思います。

以前に会社を辞めるまでは時間が取れなかったものの、会社を辞めてからは父親とよくお酒を飲みながら語り合うことが増えました。

話すたびに色々なことに気付かされ、自分の行動を振り返ることがたくさんあります。

そして今、一番声を大にして言いたくなったのは、「クソ」・「カス」という言葉を使うのは辞めよう!ということです。

今日はそんなお話し。

クソ会社に働いていると思っていた

僕は世間で良く話題になるブラック企業の定義にほぼ全て該当する会社に、5年間ほど働いていました。

  • 残業代出ーへんなんてクソ!
  • 社員を社員と思わない考え方クソ!
  • 社長の考え方は全てクソ!
  • ほんまあいつはクソでカスやな!
  • 俺はこんだけ真面目にやってるのに、楽なことだけやるあいつらクソ!マジで終わってる!

思い返して列挙してみると恐怖でしかないですが、働いていた時はほんとに毎日こんなことを思って、毎日会社の人間に対してそういう目で見ていました。

残業代が出ないとか、社長の人を人と思わないような考え方は確かに間違っているしおかしいのは確かですが、文字にしてみると自分がそういう考え方になっていたことにものすごく恐怖を覚えます。

クソ・カスな状況だったかもしれないけど、その状況に身を置いているのは他でもない自分なわけですから。

退職してからも、しばらくはあんなクソ会社は辞めてホントに良かったと思ってました。

今でも辞めたことはホントに良かったと思っていますが、クソ会社と思うことはなくなりました。

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あえてクソ会社でも良かったところを挙げてみる

月の勤務時間が400時間を超えることはザラにあったため、あのままずっと続けているといきなりぽっくり死ぬ可能性もゼロじゃなかったと思います。

数日家にも帰れず風呂にも入れず、会社に寝泊まりして仕事をしないといけないこともあった会社ですから。

悪いところに目をやるといくらでも出てきます。クソだと思ってたんですから、拍車をかけるように出てくるのももちろんです。

そこで一度、良かったところに目を向けてみました。

すると結構出てくることに驚くんです。

  • ボーナスが出たことがある
  • ご飯をおごってもらった
  • 引っ越し祝いに炊飯器をプレゼントしてもらった
  • 誕生日にカバンをもらった
  • 社長の言動を見て反面教師に出来た

ほとんどがお金での面が多かった気がしますが…少なくとも生きるために必要なお金をもうらことが出来ていたわけです。

そして反面教師にするとは、社長が考えていることがこれだけ人を傷付けて、社長が取った行動がどれだけ人を悲しませるかということを、自分の体験を通して気付き、自分はこういう風になってはいけないと気付かせてくれたということです。

要するに、ここで働いていたから贅沢は出来なかったかもしれないけど、毎日の日々を過ごすことが出来た。そして新たな気持ちや考え方にも気付くことが出来たということ。

良いところは少なかったとしても、ゼロではありませんでした。

「クソ」・「カス」の反対は感謝

どれだけ残業をしても残業代が出ない…これも何かの試練だから、残業代をゼロにしてくれてありがとうございます!

こんな風に思えと言っているのではありません。

クソ・カスだと思う前に、その出来事の先に見つけた発見や心の感情に対して、感謝の気持ちを持つということです。

クソ・カスだと思っていた会社に働いていた僕は、辞めた時は正直「あんな会社は潰れろ!」とまで思ってました。実際潰れると思ってましたが。(まだ潰れてません)

今になってやっとあそこで働いていた時の自分の考え方が間違っていたことも、気持ちの持ち方も学べた気がします。

後になってからしか気付けないことも多くありますが、あの会社で働いたことが原因となって、今の考え方を持つことが出来たという結果を生み出しているわけです。

世の中の出来事には全て原因があり、それが起因して結果があります。それが自然の摂理です。

でも、あのままクソ会社に働いてたけど辞めて良かった!とだけ思っていれば、感謝の気持ちを持つという考え方に至ることはなく、自然の摂理から背くことになるんだと思います。

僕はこの会社で働いたことで、恐らく自分自身が生きてきた過程で同じような言動をしていることがあったのかもしれないと考えるようになりました。

小さい頃から自分が一番偉くて王様のように振る舞っていたことも、自分が全て正しいという考え方をしていたことも。

このことに気付くためだったんじゃないかとさえ思っています。

「クソ」・「カス」と言うたびに大事なものを見逃していく

あいつはクソ!、あいつはカス!と言うたびに、その人の良かった点に気付く瞬間を逃しているんです。

そのことに気付くことが出来ていれば、新たなビジネスの発想のキッカケになるはずだったのに。

そのことに気付いて感謝の気持ちを持てていれば、そこから自分の行動がガラリと変わるキッカケになるはずだったのに。

自分の感情のままに腹が立ったから、イラついたからと言って「クソ」・「カス」という言葉で片づけてしまうと、大事なサインに気付くこともなく見逃してしまうんじゃないかと思っています。

大事なサインに気付けるためにも、「クソ」・「カス」という言葉で片づけるんじゃなくて、起こった出来事に対しても俯瞰的にみて、その出来事の先に気付けたことに感謝する気持ちを持てば、おのずと気付いていけるものなんだと思います。

「クソ」・「カス」と言うのは辞めよう / まとめ

感謝の対極にある「クソ」・「カス」という言葉、僕は頻発してました。

このことは、父親に言われたことがキッカケで気付いたことです。

僕も聖人君子ではないので、生活をする中でいらだつこともあれば怒ってしまうこともあります。

だからこそ、こうやって言葉にして文章にすることで、戒めの気持ちと備忘録として残しておこうと思いました。

僕の過去のブログを読み返すと、随所にクソ会社と言い放っている表現がありますが、今はあえて残しておきます。(仕事カテゴリーを見てもらうと、色んな記事でブラック企業でクソ会社と言っている場合があります)

クソ・カスという言葉で片づけるんじゃなく、ぜひ一度多角面からの視点で物事を俯瞰し、新たな気付きに変えられるようにしていけるといいですね。

4 件のコメント

  • まさに今こんな状況です
    さっき母に、あんなクソ会社潰れちゃえばいいのに!って言ってた私と同じ内容だったので驚きです

    確かに結果には原因があること理解してます
    私は現在進行形なので冷静になれないです

    でも、視点を変えて悔しさをパワーに変えて今の会社の人たちよりも高みを目指して行こうと思いました

    • 現在進行形で、今まさにその場に立っている中で気持ちを切り替えるのは大変ですよね。
      でも、すでにそのことに気付いてることが素晴らしいことなんだと思います。
      心がけから始めていくことがたいせつでしょうし。
      コメントありがとうございます★

  • 初めまして、在宅郎と申します。

    記事内容、凄く共感できます。
    私は「クソ○○」「○○はクソ」という言葉が好きではありませんが
    こらえきれない憤りには「クソ」や「カス」とつい言いたくりますよね。
    お気持ち痛いほどわかります。

    「クソ」という言葉は確かに汚いですが、Non太さんの使い方はまともなので
    頻発していたにも関わらずやめることができたのではないでしょうか。

    厄介なのは、美味しいことを「クソうまい」可愛いことを「クソかわいい」というような
    好意的に「クソ」を使う人。

    悪感情が希薄なので苦しみも後ろめたさもなさそうです。
    また、そんな使い方を恥じらいなくできる女性が増えたと思います。

    「クソ○○」を使うたびに周囲を不快にさせ
    自分の格を下げていることに気付けない女性には憐れみさえ感じます。

    もしや頭の中に詰まっているのは脳ではなく、かと言ってお花畑でもなく
    「クソ」だらけなのではないかと思えてなりません。

    私は「クソゲー」という言葉にも良い感情を持っていませんが
    他に言い表すのが難しいので仕方ない気もします。
    でも「ダメゲー」「駄ゲーム」という言葉に置き換えられそうですね。

    • 在宅郎さんこんばんは!
      確かに…好意的に使っている人っていますが、僕が10代の頃に流行った「バリ」っていう使い方と同じような感覚なのかもしれませんね。
      誰かに言ったところで共感してもらえない人にはしてもらえないでしょうし、伝わる人に伝わってくれると僕も嬉しく思います。
      自分だけはそうならないように、これからも気を付けようかなと。
      コメントありがとうございます!

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