どうもNon太(@LoveWifeLives)です。
去年のおととい(いわゆる2015年9月末)で、僕はブラック企業を退職しました。
ブラック企業と言っても全てがムチャクチャだったわけじゃないし、振り返ってみると働いていて良かったと思うこともたくさんあります。
そんな会社を退職してから早1年が経過したので、実際にこの1年を振り返ってどう変わったのかをまとめることにしました。
ブラック企業で苦しんでいる人には参考にしてもらえるかもしれません。
ブラック企業を退職して変わったこと
1.物事を客観的に見る余裕が出来た
忙しい自慢みたいになってしまいますが、以前の職場で働いていた時の勤務体系は以下です。
月間勤務時間・・・最低300時間、平均350~400時間
月間休日・・・・・大体月2日あれば良い。3ヶ月休みなしなんてザラ
年間休日・・・・・20日ぐらい。30日あれば素晴らしい
まぁ、これぐらいでいいですよね。w
要するに、自分のやっている行動を考えることにしろ、人がやっていることを考えるにしろ、とにかくしんどくてそんな余裕がありませんでした。
「あぁ、こんなことしてたらあかんのになぁ…」と思いつつも、仕方がないと割り切ってしまったり、改善するために出来ることを考えたり行動するまでは至らなかったんです。
とにかくしんどいから。
それがちゃんと決まった時間に出社して決まった時間に退社するという素晴らしいシステムの会社で働き始めたおかげで、心に余裕が出来、物事を客観的に見る余裕が出来るようになりました。
タイムリーに昨日書いた記事でも言ってますが、落ち着いた考え方をするためには落ち着いた環境で生活をしないとなかなか難しいと思います。
要するに、考える時間が出来たとも言えるかもしれません。
2.幸せと感じる感度がメチャクチャ高まった
これは考え方の問題かもしれませんが…
でも当時働いていた時と比べると何もかもが幸せに感じられ、あらゆる感度が高くなりました。
当時より収入は減ったにも関わらず、です。
妻と一緒にいられる時間が増えたことはもちろん幸せだし、自分の両親や兄弟と過ごす時間も増えました。
恐らく、ブラック企業で働いていた5年間で家族と関わった時間を全て足しても、この1年で過ごした時間の方が多いはず。
働いていた当時、社長と一緒にいる時は社長の考え方が全て優先されてきたので、面白い!と思うことも表現できず、美味しい!と思うものにも感情を出さずに素通りしてきました。
自分が嬉しくない状況の時に、人が喜んだリ楽しんだりする姿を見ると勝手に怒るような人だったので、働いていた従業員はその感情を静止させるしかなかったんです。
社内で一人勝手にブチ切れてるまま対応されるのがイヤでしたからね。
そんな日々を抜け出して落ち着いた生活が出来るようになると、今まで何も感じなかったものにも幸せを感じたりするようになります。
幸せを幸せと感じられる気持ちはメチャクチャ大切ですよね。
3.ビビる程のストレス耐性が出来ていることに驚愕
とにかく理不尽なことばかりの業界でした。
例えば…
取引先から今週中にAという案で企画書を出したいからお願いね!と頼まれる。
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かなり難しかったので、何日も徹夜しないといけないぐらいだったけど、何とか仕上げて木曜日に提出する。
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「あーA案はいらんって言われたこと言ってなかったけ?あれ、先方が気に入らなかったみたいでB案になったんやわー。ってことでB案で明日までに頼むで」なんて言われる。
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徹夜しても間に合わないかも…と伝えると、「はぁ?なんとか仕上げろ」の一点張り。
もっとはよ言えやボケがー!!!
ってなる気持ちを抑えて、「分かりました」と言ってまた徹夜を繰り返します。
まぁ今のはたとえ話ですがこんなレベルの話しが毎日のように出てくるわけで、とにかくストレスを我慢する戦いの毎日でした。
アルバイトのスタッフ達はスタッフ達で好き勝手言ってきますし、上からはそんな理不尽なことばかりを言われる板挟みで、どこにも誰にも言えない孤軍奮闘を続けてきたわけです。
心も体もボロボロになりながらも、僕は何とか死ぬことなく生きながらえました。
で、どこの会社に行ったとしても理不尽なことって絶対起きると思うんです。
人と接しているだけでも、自分にメリットのあるような言い方をしてきたり、自分だけが悪くないように仕向けようとしてたり。
でもね、もう全然イラつきません。
同じ給料にも関わらず、なぜか新しく入ってくるスタッフの新人教育を任されたり、難しい処理の仕事を毎回頼んできたり、「それだったら時給をもっと上げてくれよ!」というようなこともたくさんあります。
でもね、やっぱり全然イラつかないんですよね。
仕事のことも色々と理不尽なことがありますが、ストレス耐性が出来まくったからなのかとにかくイライラすることがなくなりました。
あの頃に比べたら、何を持ってしても全然余裕に感じてしまうんです。
今の職場で耐えられなかったのはこれだけ⇒どうしても生理的に受け付けない人と、一緒に仕事をしないといけなくなった時に考えたこと
ストレス耐性というか慣れだったのかもしれませんが、とにかく社会における理不尽なことにも全然対処できる耐性が出来ていることに驚愕でした。
4.規則正しい生活が出来る
僕は昔から夜更かし大好きだったので、徹夜することにも抵抗はなかったし若いころはしょっちゅうオール(夜通し遊ぶこと)をしてました。
前の会社は夜中まで勤務するスタイルが週に何日もあったので、慢性的に寝不足。
明け方寝て朝起きるなんてことが日常です。
そんな生活が一切なくなりました。ちゃんと朝起きて夜寝る生活。
今では休みの日でも目覚ましなしでも朝に目覚めるし、体もスッキリしてる気がします。
やっぱり太陽が沈んだら寝て、太陽が昇ってきたら起きる生活っていいなぁと実感してます。
今では寝不足の日なんて一日もありません。
何事にも余裕が出来たことが一番の変化
ブラック企業で働いていた時、正直なところ次の日の予定もままならない毎日でした。
「来週の日曜日は休み」と思っていても、急な仕事が入れば休日出勤だし、イベントの現場で欠員が出れば自分が代役で行かないといけないこともありました。
明日の予定もままならない日々だったのでスケジュールはいつも未定、予定を立てることは諦めてたんです。
それが今は完全に土日は休みで100%休日出勤はありません。仕事が終わってから連絡が来ることも皆無だし、完全に仕事とプライベートが分けられます。
そうすると、自分のスケジュール管理が簡単にできるので、おのずと余裕が出てきます。
「やらないといけないことがあるのは分かっているけど時間がない…」と言って焦りだけが募る毎日から、「あぁこれをやらなきゃいけない。じゃあ今週の土曜日に時間を作ってやることにしよう!」と考えられるわけです。
そう考えると、毎日余裕をもって過ごせるようになったことが一番の変化だったと思うわけです。
次のステップに進むために退職したわけですが、ちゃんと会社とは話し合いをし円満退社をしています。
結果的には、ブラック企業でもがいて働いてみた経験があって良かったなと思えます。
実際に使ったことのある転職・求人サイトの紹介
ブラック企業で働いた経験は今となっては良かったと思いますが、長く勤める必要はなかったなとも感じます。
僕は転職してホントに今は落ち着いているので、そういう意味でも転職を考えているならパッと決めて行動した方が良いです。
ここでは実際に僕が使ったことのある転職サイトや求人サイトを3つだけ紹介しておきます。
1.リクナビNEXT
誰もが知っているリクルートのリクナビNEXT です。
会員登録してても会員登録してなくても、職種と勤務地で検索して出てくる求人情報は同じです。(自分で調べた限り)
会員登録をして違ってくるのは、「オープンオファー・興味通知オファー・プライベートオファー」が来ることです。
オープンオファーはどうでもいいですが。
会員登録した後に「スカウトレジュメ」という自分の履歴や職務経歴を入力し登録し、企業側にも公開することを許可するを選択すれば、企業側が自分の情報を見ることができ、興味を持った場合にオファーを送ってくることがあります。
自分の過去の経歴を見て送ってきてくれるので、たまにおっ!と思う求人があることも確か。
一度登録してしまえばいいだけなので、無料だし登録しておいて損はないかなぁというところです。
2.Re就活
基本的には20代の第二新卒や既卒を対象にしている転職サイトです。
とは言いつつ、キャリア形成を名目に20代しか募集してない求人もありますが、年齢不問としている求人もあるので、30代だからと言って悪くないかもしれません。
ちなみに、過去に実際に僕はここのサイトから応募して正社員になったことあります。
良く大きなイベント会場で就職博みたいなのをやってるのも、ここの会社だったりします。
3.en派遣
これは正社員じゃないんですけどね、派遣です。
とりあえずでも、じっくり仕事を探すためのつなぎだったとしても派遣だともう少し気軽にいけますよね。
ちなみに、派遣サイトの中ではen派遣がダントツで見やすいと思ったりしてます。プラス求人数も多いし。
ここも登録しておいてもいいかなと思います。
ブラック企業を退職して変わったこと / まとめ
あの激動の日々を過ごしていた日から1年が経ったと思うと、何か個人的には感慨深いものがあります。
当時と比べるとホントに穏やかな毎日を過ごせているわけで、とにかく今は辞めて色々なことに気付けて良かったと思う毎日です。
過ぎ去った今は経験を積めて良かったと思えますが、もう消耗しまくってましたからね。
同じような境遇で働いている人には少しは共感してもらえると思うので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
一歩踏み出せば、それだけで変わる景色を見ることが出来ると思いますよ!
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