ブログと100万個の風船の泉~第四話:悩みと葛藤の中で~

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これは、100万個の風船の泉を見つけた僕が、風船の中の100万円を当てるまでの物語。当然フィクション。

ブログを始めた時からのことにならって書いているので、共感してもらえる人は多いと思う。

第一話、第二話、第三話を読んでいない方は、まずそちらを読むことをおすすめする。

~第一話:100万個の風船の泉の存在~

~第二話:100万個の風船の泉の実態~

~第三話:初めての賞金~

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第四話:悩みと葛藤の中で

「風船ポケット」と「機械自動システム」を得た僕は、風船を割ることで得られるであろう賞金の他に、継続的な報奨金を手にする方法を手に入れた。

ただこれはあくまでその手段を手に入れただけで、手段は活用しないと意味がない。

僕はとにかく風船を割ることに集中した。

風船の中に賞金が入っていればラッキーだし、入っていなくても風船ポケットで報奨金が発生していく仕組みを持ったからだ。

といっても、サラリーマンの内に出来ることは限られている。

今まで言ってこなかったが、僕は月間勤務時間が300時間は余裕で超え、400時間を超えることもある超ブラック企業に勤めていた。

「このままこの会社にいても、いずれは自分が潰れるか会社が潰れるか」そう思っていた。

最初は淡い期待を持って「100万個の風船の泉」に来たわけだが、この泉の不思議な力に魅せられていたのだ。

そして風船を割ることから派生して、いつしか自立して生きている人が何人もいることを知った。

「今の仕事をしたままだと、子供が出来ても授業参観にも運動会にも顔を出してあげられないかもしれない。」

「これだけ会社に尽くしても、もし今の仕事がなくなったら…恐らく一瞬で給料は下げられて、極貧になるんだろうな。」

「それだけでも給料もらえてることをありがたく思え!なんて言われることになりそうだ。」

こんな思いで僕の心は一杯になり、ついに僕はサラリーマン生活に終止符を打つことを決意する。

まぁ、本当に退職したのは、数ヶ月後になるのだが。

4ヶ月が経過した頃、割った風船の数は60個になっていたが、風船の中には1円も入っていなかった…。

この頃の僕はと言うと、ただとにかく見える風船を手当たり次第に割っていただけだ。

何とか風船の中身に入っている賞金を見分ける方法がないか模索していた。

一方風船スポットの方はというと、5円だった翌月には18円、その翌月は578円と、上昇には程遠いかもしれないレベルでほんの少しずつ上がっていっていた。

風船ポケットのシステムを少しいじくると、回収率が変わることも分かった。

細かな理由までは明言出来ないが、リサイクル業者の目に留まりやすくなったりするのだろう。という分析を行いながら、風船スポットについても改善していった。

風船スポットはあくまでほぼ自動だ。 風船を割って貯めていけば、大体は少しずつでも上昇していく。

風船の泉で大切なのは、いかに賞金が入っている風船を見つけるか。

ここに焦点を当てて考えないといけないのは明白だった。

ここで僕はまた、先人の知恵を借りることにした。要するにインターネットで調べるわけだ。

風船の中に賞金が入っているかどうかを見極める方法を。

答えとしては、「明確な答えはない」が、答えだった。

でも、「できる限り可能性を上げていく方法」はあった。

それは簡単に言うとPDCAを回せということだった。

PDCAとは、「Plan(計画)」・「Do(行動)」「Check(評価)」「Action(改善)」と思ってもらえればいい。

ただ、一番重きを置くのは「Do(行動)」。とにかく試してみる!ということをしろということだった。

僕は素直にそれにしたがった。

まず「Plan」。計画することに始まる。

ここでの計画は「考える」ととってもらっても構わない。

風船の泉には、目の前に浮かんでいる風船があるのはもちろん、泉の底にも沈んでいたり、周辺の木の枝に引っかかっている風船もある。

もしかするとその辺りの風船の方が、中に賞金が入ってる可能性は高いんじゃないか? というPlanをたてた。

次に「Do」だ。すぐさま行動。行動しろというのは、「物は試しの気持ちでやってみろ!」ということだ。

やってみる前は恐怖が思考を支配して動けなかったが、いざ勇気を出してやってみると簡単に出来たということは、誰しもが経験したことがあるだろう。

良く「やって失敗したことは失敗じゃない。やらなかったことが失敗だ」というように言うが、僕はこれを下記のようにとらえている。

世の中の大半の人が行動を起こせないのは、”失敗することが怖いから”というのが一番の原因じゃない。

失敗すると、それまでずっと積み上げてきたもの、時間、労力、それらが無駄になってしまってもったいないと思ってしまうこと」が、行動を起こしにくい一番の原因だと思っている。

風船を割ることを例に取ろう。

風船を割るという行為は、

=100万円が稼げる可能性がある。

=風船を1つ割るのには時間がかかる。

=自分の時間を使わないといけない。

=飲みに行ったりする時間を削らないといけない。

=100万円を稼げる可能性が低すぎるという考えが出る。

=わざわざ自分の時間を使ってやる程に価値があるかを理解出来ない。

=100万個も風船は絶対に割ることが出来ないし。

=せっかく時間かけたのに、もし見つからなかったら今までにかけた時間が損!

=もしやって見つからなかったら、ホントだったらデートする時間もあったし友達と遊ぶ時間も作れたのに、めっちゃ損!

=100万円は欲しいけど、保証がなさすぎるから、それやったらやめとこー!

こういう図式だ。ようするに保証があればやるけど、保証がないとやってきたことが全て無駄になってしまうかもしれないから、ということで行動に移さない。

ようするに、現状維持を希望するのだ。

本来であれば、ミスったからといってそれまでに要した時間がもったいないのではなく、可能性とリスクを考えて、ウダウダしているだけの時間の方が間違いなくもったいない。

本来であれば、ミスったからこそ次の正解へと近づくというものなのに、保証がある仕事(時給制や給料制)でないとそれは発揮できない。

行動することは、「百聞は一見にしかず」なのだ。

話しがそれてしまったので、風船の話しに戻そう。

今まではただやみくもに泉に浮かんでいる目についた風船を割ることが多かった。

それを今回は木の枝に引っかかっている風船を多く割ることにしてみた。

と言いながら、とある日は方向性を変えて泉の隣にある森の中の風船を割ったりしたのだが、基本的には木の枝に引っかかっている風船を割ることにした。

結果はと言うと、1ヶ月やってみたが全く賞金は入っていなかった…。

次に、「Check」だ。

木の枝にかかっている風船の方が賞金が入ってる気がすると思って割ってきたにも関わらず、全く変わらなかった。賞金は入っていなかったのだ。

ここで一度振り返ることにした。

ただやみくもにやってもダメ。

特化するのはいいが、ただ特化しただけでもダメ。

という結果だった。

ほんの少し幸いだったのは、「風船ポケット」の報奨金は、452円、639円、701円、1,583円とほんとに緩やかに上昇を描いていてくれたことだ。

やはり風船を割る数に比例していくと言っても過言ではないと思えた。

最後に「Action」。

泉に浮かんだ風船を割ってもダメ。木の枝に引っかかった風船を割ってもダメ。

正直どれが正解かはいまだに分からない。

じゃあ今はとにかく一つの成果が出るまでは、色んなものを試して、結果が見えたものを少し掘り下げるスタンスでいこう。

そう結論づけた。案ずることはない。まだまだ泉に入って数ヶ月。僕の前途は明るい!はず。

続く。

第五話⇒もう一つの泉

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