雇用保険(失業保険)の手続きのため、3回目のハローワークで初回講習へ!どんな内容だったのか、所要時間など参加した感想まとめ

どうもNon太(@LoveWifeLives)です。

雇用保険(失業保険)の手続きとして、3回目のハローワークで初回講習に行ってきました。

簡単に初回講習とは、求職活動を行うためには?ということを題材にした説明会のようなものです。

この講習会も、失業保険をもらうまでに必ず出席しないといけない一つです。

 

ただ説明会を聞くだけだと面倒だなと思われがちですが、この講習に出席することは求職活動を行っている1回に数えられるので、確実に出席しましょう。

この初回講習がどんな内容のものだったのか、また所要時間なども含め、聞いた話を感想と一緒にご紹介したいと思います。

初回講習でもらった資料一覧

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  • ハローワーク淀川利用ガイド(青色)
  • ハローワーク淀川就活ガイド(ピンク色)
  • 初回講習受講証明書(求職活動アンケート)
  • 求職活動支援セミナーのチラシ
  • 受講のチラシ

初回講習は、この資料の中で特にハローワーク淀川利用ガイド(青色)ハローワーク淀川就活ガイド(ピンク色)を使っての説明でした。

これらの資料は、この講習でもらった時に開いたのみで、特に今後の活動に必須のものではありませんでした。

こんな解説だけだと淋しいので、初回講習でどんな説明を受けたのかかいつまみながらも詳しく説明しておこうと思います。


上記は2015年度にもらった資料一覧です。

▼2017年度は以下の書類をもらいました。

資料の数は減ってますが、内容としてはほぼ同じ話をされていましたよ!

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初回講習で説明されていた内容について

この初回講習は、失業保険をもらうために必須の内容というよりは、実際に就職活動をしていくにあたって参考になる説明が多いと感じました。

説明されていた内容については、主に以下の6つでした。

  • 就職活動や再就職手当等に関する話
  • ハローワークの具体的利用方法の話
  • 求人票とそれに付随した話
  • 履歴書は手書きが主流。職務経歴書はパソコンで作成。という話
  • 面接の対応について
  • 想定問答について

それぞれ分けて、聞いた話を一つずつまとめています。

就職活動や再就職手当等に関する話

最近の就職活動事情の説明

まず話しをしていたのは最近の就活事情です。

  • 一つの求人に応募者が殺到する
  • 書類選考が増えている
  • 最近の就職事情(失業後、どれぐらいで再就職しているか等)

上記の3つが就活事情として良く挙げられることらしいです。

いや…それは昔からじゃないの?と思いましたが、聞いた話をまとめておきます。

一つの求人に応募者が殺到する理由

ハローワークには全国の求人をあわせると何十万件という数が存在するようです。

その中でも応募者にとって良いと思われる求人は数が少ない。

だから、そういう求人には応募者が殺到するとのことでした。

これは後から出てくる、「だからこそ履歴書や職務経歴書をしっかり書こう」という話しに繋がります。

書類選考が増えている

以前はパートならなおさら、正社員であっても一旦応募を出したらすぐに一度面接しましょうという流れが多かった、らしいです。

それが今は、まず書類選考から始める企業が増えているとのこと。

書類をサラッと見てみるといいやん!と思ったから面接に来てもらったはいいけど、変な人が多かったってことを減らす意味でも、まずは書類である程度ふるい落とすらしいです。

そのおかげで、応募から採用までの期間が長くなっているのも一つの特徴になっている傾向があるそうです。

だからこそ、複数同時応募をやっていくのが良いということでした。

どれぐらいで再就職しているか

最近のデータをまとめた限りでは、失業後6割は2ヶ月以内に再就職しているという数値なんだとか。

とは言え、再就職後のデータは取れないため、すぐに辞めてしまっている人などもいるが、その動向はハローワークには分からないとの解説がありました。

ひとまず、再就職という点では6割以上がしているそうです。

就職までの長期化によるデメリット

失業期間が長くなると、とにかく全ての面において影響が出てくると言っています。

経済的・身体的・精神的影響が出てくると。

家計への負担が大丈夫か、生活のリズムがどんどん崩れてしまう、就職出来るか?というような不安や焦りに就業意欲の低下などがもろに影響してくると言われてます。

採用担当者は職歴の空白期間に敏感

これは採用する側からすると、そりゃ少しは気になるポイントですよね。

今に限った話ではなくずっと言われていることだと思いますが、空白期間が長いと「離職後のこの数ヶ月は一体何をして過ごしていたんだ?」という印象につながってしまうから、早めに就職しようというものです。

期間が長くなってしまい、いざ面接までこぎ着けた後に採用担当者に質問された場合に、明確な回答が出来ないと確かに印象は良くないでしょうね。

面接だけならいくらでもごまかしはきくと思いますが。

再就職手当があるから、受給期間中に就職する方が良いよという話

最終的には再就職手当の話につなげて、受給期間中に就職して再就職手当ももらって賢く就職して行きましょうというお話しでした。

全額支給されるわけじゃありませんが、給付が受けられる日数がどれぐらい残っているかで、60%~70%がもらえる場合がありま。

就業促進定着手当の説明

言葉で説明すると難しいので、ハローワークのページから引用すると、

「就業促進定着手当」とは、再就職手当の支給を受けた方で、再就職先に6か月以上雇用され、再就職先での6か月間の賃金が、離職前の賃金よりも低い場合に、基本手当の支給残日数の40%(※)を上限として、低下した賃金の6か月分を支給するものです。

というもの。

条件が色々とあるので、こちらも軽い説明だけ。

詳しく聞きたい方は窓口までどうぞ!と、前で話しているスピーカーの方も言っていました。

詳しくは⇒再就職後の賃金が、離職前の賃金より低い場合には、「就業促進定着手当」が受けられますに書かれています。

大阪府の有効求人倍率について

わざわざ取り上げるほどではないかもしれませんが、この中ではなかなか面白いお話しだったので取り上げておきます。

2015年8月のデータの大阪の有効求人倍率は1.22倍だそうです。

2014年は1.13倍だったそうで、求人数は増えているということでした。

要するに、100人の就職を希望している人がいたとすると、122件の求人があるという状況です。

ただこの数字は全ての職種で算出している倍率になるので、職種別に見てみると非常に差があるようでした。

確かに大阪労働局が公表している大阪府の倍率は1.22倍になっています。

 

聞いた話をまとめると、事務職の求人倍率は0.23倍

非常に狭き門になっているようです。

100人就職希望者がいて23件しか求人がないということですからね。

事務職は取っつきやすくて人気があるんですね。

 

一方で、介護職においては2.15倍

さらに自動車運転という職種では2.22倍になっているとのお話しでした。

介護職に関しては、昨今から叫ばれているように人手不足が言われています。

だからこそこの求人倍率と言えるでしょう。

でも介護職の人手不足って、とにかく過酷労働なのに待遇が悪すぎるからとも言われてますよね。

ハードワークなのに正社員で働いたらコキ使われるだけ。

それだったら派遣などでやった方が気も楽だしお金もいい、というアカン状況が続いていると思います。

 

自動車運転については、普通免許の運転の仕事と言うよりは、フォークリフトなどの特殊免許であったり大型免許で運転する仕事なども含まれているから求人倍率は高いそうです。

普通免許があるからということで求人を見る人が多くいるそうですが、それだけではなかなか就職には結び付きにくい傾向がありますと。

まとめると、職種によっては倍率が高かったり低かったりするので、しっかり見極めつつ探していきましょうということでした。


上記は、2015年時点での倍率です。

2017年現在の倍率は以下の通りだそうです。

  • 大阪の求人倍率1.6倍(就職希望者100人に対して、求人160件)
  • 事務職(フルタイム0.41倍 / パート0.74倍)
  • 営業職(フルタイム1.5倍 / パートデータなし)
  • 販売製造(フルタイム1.78倍 / パート2.5倍)
  • 介護(フルタイム3倍 / パート7倍)
  • 清掃(フルタイム1倍 / パート3倍)

事務職の倍率が高いのは変わりませんが、介護職の倍率がどんどん高くなっているとのことでした。

2015年から見ても、状況は全く改善されていないどころか、どんどん働きたい人が離れていってるような気がしてなりません。

ハローワークの具体的利用方法の話

ハローワーク内で実際に求人検索をする時の説明についても話をされていました。

どこで受付してとかどうやってパソコンを使ってなどを詳しく説明してもらえます。

ここでも聞いた話について、少し取り上げて解説したいと思います。

パソコンで求人検索する場合の大切な事

求人検索する場合は、自分の希望の職種や就業形態、その他色々なものをフィルターにかけて検索することが可能です。

その中でも絶対に入れないといけないというのが、職種と希望場所はちゃんと入れておくこと!と言われていました。

これを入れておかないと、何千件、何万件の求人が出てきて探そうにも探しきれないぐらいの求人数が出てしまうとのこと。

100~200件程度の求人数が、検索していて疲れない件数だそうです。

 

あとは土日祝休みを希望して検索にかけると、出てくる求人は半分に減るとのこと。

最近では、土曜日の休みは隔週にしていたり、月一回の土曜出社がある企業も多くなっているらしく、土日祝を休みとして検索してしまうとこういった企業は全て該当から外れてしまうそうです。

全部条件を入れてしまうと合致しない限り検索結果に反映されないので、休みの希望は日・祝ということにして検索し、出てきた求人を見ながら自分で考慮出来るかどうかを考えながら検索した方が良いというお話しでした。

確かにその方が求人数は多くなるでしょうね。

人それぞれの考え方によるとは思いますが。

ハローワークインターネットサービスについての補足説明

諸事情でハローワークに来て求人検索が出来ないという方用に、家のパソコンなどから求人情報が検索できるようになっているとのことでした。

その際、

  • ハローワークで見られる求人の7割程度の求人数
  • 会社詳細が出ない企業もある
  • 活動実績には残らない

と言っていました。

最後の活動実績に残らないというのがイタイですよね。

本当に今後就職しようと思いつつも失業保険の給付はしっかり受けようと思っている人には向かないサービスですね。

というのも、失業給付を受けるためには求職活動を行わないといけないわけで、家で求人検索をしただけでは、その活動には含まれないからです。

失業給付をしっかり受給したいなら、ちゃんとハローワークに行って調べて、求職活動につながることをする必要があります。

求人票とそれに付随した話

次に実際にパソコンで検索した後の求人票の見方についての説明がありました。

会社の所在地や支社などの情報も載っているが、見ないといけないのは就業場所ですよ。とか、

複数の会社から応募するところを選んでる場合は、年間休日という欄も選択肢の一つにしましょう。だとか、

パートでも職務経歴書が必要になってる会社も増えてるので気を付けてね。だとか、

ハローワークに掲載されてる求人に応募するなら紹介状がいるからね。だとか、

ハローワークからの就職じゃないと再就職手当がもらえない場合の人がいるけど、紹介状を出さずに就職が決まってもそれはハローワークの紹介にはならないから手当も出ないので気を付けてね。だとか、

色々なセミナーや勉強会も行っているから積極的に活用して良い求人に応募していきましょう。だとか、

求職公開サービス(一番最初に希望の有無を聞いてくれます)もあるよ。

といった話が色々聞けました。

必要な人にとっては身になる話しでもあると思うので、ちゃんと聞きたい方は聞くべき説明です。

履歴書は手書きが主流。職務経歴書はパソコンで作成。という話

一番面白かった話題がこちら。

履歴書はパソコン・手書き、どちらで作成してもかまいませんが、手書きが好まれる傾向が強いようです。

ボールペンで丁寧に、間違えたら修正せずに一から書き直しましょう。

渡された冊子の中には、上記の説明書きのあるページがあります。

初回講習で説明している人も、「パソコンで書いてもいいですが、履歴書は手書きが主流です。」と断言してました。

さらには、「字体が人間性に表れますし、添削をしていてもやっぱり手書きの方が良いですからね」なんて言ってましたよ。

 

この話題、厚切りジェイソンさんが話題にしましたよね。

とにわかに盛り上がったのは記憶に新しいですが、僕も履歴書はパソコン派。

 

履歴書は手書きが主流だから手書きの方がおすすめと言いつつ、職務経歴書はパソコンで書けって説明してましたよ。

ちょっと笑えました。

これは別途記事にしたいと思いますが、とにかく履歴書は手書きで職務経歴書はパソコンで作った方が良いと説明されます。

▼それで書いた記事はこちら

”履歴書の書き方は手書きが主流です”と言うのに、”職務経歴書の作成はパソコンが主流です”という解説に違和感を覚えた話

2015.11.02

上記内容も2015年時点での話です。

2017年時点で聞いた話では、

過去、履歴書は手書きで作成するのが一般的でしたが、パソコンの普及に伴い、最近は「手書き、パソコンどちらで作成したものでも構わない」とする事業所が多くなってきています。

と、もらった冊子には記載されていました。

また、話している人も同様に、「手書きじゃなくても問題ない事業所が増えてきたので、パソコンで作成した履歴書で問題ないと思います」と言っていました。

やっと、それが当たり前化してきたようですね。

面接の対応について

メラビアンの法則にのっとって、第一印象が大切ですからね!と言われます。(メラビアンの法則の意味はwikipediaで見て確認してください)

面接では、「この人が会社に来たら一緒に働きやすい人かどうか、指示した場合に素直に聞いてくれるか?というものが見られます」とのこと。

だからこそ、第一印象を大切に働きやすい人と思われるようにしようというお話しが聞けます。

想定問答について

何か質問はありますか?」というのはほぼ必ず採用担当者から聞かれるとのこと。

その時に、「特にありません」というのは言ってはダメよ!と。

何もないんだったら、せめて面接をして頂いたことで、さらに働きたい気持ちが強くなった等々で働きたい熱意だけは伝えようとのことでした。

 

そういえば圧迫面接の話しもありました。

圧迫面接とは面接で受験者に対して、わざと意地悪な、もしくは威圧的な内容の質問や反論をし、これに対する応答・対応を評価する面接のことをいう。『面接の達人』といった就職試験ノウハウ本の中で定義づけられた。

Wikipediaより引用

ということで、そういう質問をするのはストレス耐性を見るためだとか、接客業だったらお客さんに言われることもあるだろうからと、それでどういう対応をするのかを見たいから

そういう理由のもと、圧迫面接が行われることもあります、と言ってましたね。

面接の話しで一番面白かった記事はこちら⇒採用面接で聞かれた質問が秀逸だった / Book&Apps

所用時間1時間の初回講習|まとめ

今回のこの初回講習は1時間の講習会でした。

ただひたすらにスマホをいじってゲームしている人もいれば、寝てる人もたくさんいました。

しっかり聞かないといけない程に価値のある講習か?と聞かれたら、そこまでとは思いません。

ですが、面白い話しが出てくるのも事実です。(有効求人倍率とかは、個人的に面白い)

 

ちなみに僕はめっちゃ真剣に聞きました。

どんなことを話すのかに興味があったからですが。

ハローワークで仕事を探して就職を目指している人は、ちゃんと聞いておいた方が良いのでは?と思います。

今回は一応聞かなかった人用に、今回のように記事に残しておきました。

初回講習が終われば、次にハローワークに訪問するのは初回の失業認定日です。

特定理由離職者に認定されている僕は、初回の失業認定日を迎えると一回目の給付が行われるので楽しみです。

転職サイトへの登録は同時並行でしておくべき!

何よりおすすめはリクナビNEXT です!

ハローワークの求人よりは良い求人が多いですし、登録したからって言って電話が鳴るとかはありません。

転職する・しないに関わらず、登録自体は無料で求人検索ができるのでおすすめですよ!

 

もし、転職する気が1ミリでもあるならリクルートエージェントは絶対です!

専門のキャリアアドバイザーからアドバイスももらえますよ。

3 件のコメント

  • 当方、手書き履歴書を好みます。

    やはり、字が美しい人は、お客様の前で字を書く時に信用、信頼度が、上がります。
    字が汚い、子供みたいな字だと、「本当にコイツで大丈夫か?」と不安を与えることもあります。
    丁寧な履歴書は、仕事上の書類も丁寧に扱えるのではないかと、想像します。

    その為にも、字が美しいか、丁寧かは、採用の判断材料としています。

    • 現役の採用担当者のお声、ありがとうございます。
      確かに実際に書いた時の字の綺麗さは、相手に対する印象を左右しますよね。
      もはや字を書くことが少なくなった今だからこそ、そこも大事にしたい気持ちはありますが。
      貴重なご意見ありがとうございました!

  • 雇用保険説明会、初回講習に、体調不良で出席出来ず、ユウチュウブからの、初回講習参加で、有難く勉強になり、良かったです。

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